実は3年くらい前に全クリ済みで、感想記事を途中まで書いていたのですが、完成させずに放置してしまいました。
そろそろ書き上げたいと思い立ったものの、3年も経って記憶が薄れてしまったので、またプレイしました。
前作とストーリーは繋がっているものの、システム面は大幅に変わりました。例えば、海戦がなくなってマップは一つの都市になったりとか。
以下、ネタバレ含む感想です。ご注意ください!
※ストーリーのネタバレ全開の感想その2はこちら
目 次
1.バグの多さ2.戦闘システムの変化
3.ステルス重視
4.スキル制
5.圧巻の街並み、一新されたフリーラン
6.マルチプレイ、時系列が分かりにくい
7.主人公とヒロイン中心のストーリー
8.ムービーと化した現代編、特に進展もなし
9.現代編について ※ネタバレ注意
賛否両論
色んなレビューで賛否両論ですね。私は面白かったのですが、賛否両論の理由も分かるなぁと感じました。その理由を自分なりに考えて、8つ挙げてみました。
理由その1:バグの多さ
発売当初は深刻なバグ・不具合があり、開発スタジオのCEOが謝罪する騒動になりました。
(DLC『デッドキング』が無料配布となりました)
今でもバグが残っています。
メインミッションで、必要アイテムを持っているターゲットが出現せず、進行できないバグが発生しました。
サブミッションでも、指定の場所に行ってもターゲットが出現しないバグが2回ほど発生しました。別のミッションを始めるなどして時間をおいて再チャレンジしたら大丈夫でしたが、地味に困りますね;
NPCが壁・地面にめり込んだり、髪の毛や服のテクスチャが荒ぶったりとか、全体的にキャラクターの挙動が少しおかしいです。アサクリの過去作ではわりとよくあるバグなのですが、本作は特に目立つ。キャラがチカチカ動くと、ちょっと目が疲れます……。
理由その2:戦闘システムの変化
『2』のエツィオ時代からずっと続いていた「カウンターキル」と「キルストリーク」が廃止され、初代に戻ったようなリアル寄りの戦闘になっています。
複数人に囲まれるとかなり厳しいです。敵が律儀に順番待ちしているわけもなく、こちらが剣を振り上げている間にさっさと銃を撃たれて終わりです。
キルストリークの爽快感が好きだった方には不評みたいです。
『3』では可能だった「人間の盾」が廃止され、敵の銃撃を防ぐ手段がなくなりました。敵に背中を向けて逃げると、すぐ撃たれてゲームオーバー。チュートリアルで何度も「逃げる時は煙幕を使え!」と出ている通り、煙幕を張らないと危険です。
(銃撃を防げないのは不評だったみたいです。続編の『シンジケート』では銃弾を避けるアクションが出来るようになりました)
体力回復は薬のみ。薬は持てる数に限りがあります。
こう書くと戦闘が難しそうですが、実際むずい。初見プレイ時は何度も死にました。
ところが、「煙幕」の便利さに気づいたら、易々とゴリ押しできちゃうようになります。
煙幕ゲーといわれるくらい、バランスブレイカー気味。安価で手に入りやすい。コレ便利すぎましたね。
理由その3:ステルス重視
複数人の戦闘が難しくなったので、ステルスの重要性が上がりました。
これぞ暗殺者!というスタイリッシュなアクションが、簡単操作で可能です。
暗殺モーションもたくさんあります。かっこいい。
ただ、今作は口笛が廃止されました。今作はNPCの数が凄まじくて、どこを歩いても人混みといった感じ。そんな中で口笛吹いて都合よく敵だけ寄ってくるのは違和感たっぷりですし、そもそも口笛なんか聞こえるはずないですし、口笛が廃止されたのも仕方ないと思いました。
口笛が使えないなら、敵を1人だけ誘き寄せたい時はどうすりゃいいのか?って話になりますが、敵は最終目撃地点を確認しに来るんですね。わざと発見されてから隠れて、敵が確認しに来たところをカバーキルするというやり方があります。コツをつかむまで面倒くさいですけどね。
敵を他の場所に誘導したい時は「かんしゃく玉」というアイテムを使えば可能です。
理由その4:スキル制
エツィオ時代から当たり前のようにやってきた「ダブル・アサシン」「ダブル・エアアサシン」は、スキルを取得しないと出来なくなりました。
それだけでなく、ベンチに座って風景に紛れるとか、お金を投げて民衆の注意を集めるとか、過去作では当たり前のようにやってきたアサシンの技が、スキルを取得しないと出来ません!!
アルノくん、見習い期間に何をやっていたんだい?師匠も教えといてくださいよ??って言いたくもなりますよ(´・_・`)
ダブル・アサシンが出来ないと、すごく不便だしテンポも悪いです。真っ先に取得しました。
理由その5:圧巻の街並み、一新されたフリーラン
今作からフリーランが一新され、高所からスムーズかつ安全に降りられるようになりました(下方向のフリーラン)
アサクリといえばパルクールですが、今作のパルクールは特に素晴らしいです。街を移動するのがとても楽しい。服のなびき方まで優雅。
ただ、操作性はクセがありますので、慣れるまで時間がかかります。
今作の過去編は、フランス革命です!
この群衆。すごいすごい言いながらプレイしました。
革命期の混乱と恐怖が渦巻く街の雰囲気は、シリーズ最高かもしれない。
激動の時代を肌で感じることができました。鳥肌立ちまくり。
革命期の混乱と恐怖が渦巻く街の雰囲気は、シリーズ最高かもしれない。
激動の時代を肌で感じることができました。鳥肌立ちまくり。
ただ、NPCの多さがfpsガタ落ち要因だったらしいです。アプデで修正されたとか。
理由その6:マルチプレイ、時系列が分かりにくい
歴史上の人物も関わるサイドミッションは、ほぼマルチプレイとなっています。
マルチプレイをやれば、フランス革命期のアサシン達の活動が分かると思います。
逆にいえば、マルチプレイをやらないとフランス革命にあんまり関われないんですよね……。マルチプレイやりたくない派にはツライ。
マルチプレイのミッションは、本編の合間にありますので、時系列で物語を楽しみたいなら工夫が必要だと思います。事前に調べて、時系列をメモしておかないと。
例えば、シークエンス2~3の間に、マルチプレイのミッション「1789年10月
ベルサイユ行進」があります。アルノの見習い時代です。
私はマルチプレイやりたくない派なので、ツラかった……。
時系列で物語を楽しめないのがツライし、フランス革命の話に関われないのもツライ。
本当はやりたかったけど、ソロでは難しくて無理でした。無念(;´・ω・)
理由その7:主人公とヒロイン中心のストーリー
2人は自分を貫くタイプです。「芯の強さ」と「自分勝手さ」は紙一重、そこが賛否両論なんじゃないかなぁと思います。
理由その8:ムービーと化した現代編、特に進展もなし
『ローグ』では現代編でも探索が出来たのですが、今作は完全にムービーのみ。新登場のビショップとディーコンというよく分からんキャラから、一方的に指示を聞くだけです。
一応、アサシンを追体験する動機や理由はあるのですが、特に進展があるわけでもない。これじゃあ、現代編いらないって評価になるのも仕方ないかも(;・∀・)
(ディーコンってショーンの偽名ですよね??声優さんが違うから、初見だと本当に分からんキャラです)
ここからは現代編の話です。⚠本編およびアサクリシリーズのネタバレにご注意ください。
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現代編について
『ユニティ』のタイトル画面でボタンを押したら、いきなりヘリックスが始まってビックリしました。メニュー画面もなく、いきなりコレ(ˊ•ᴗ•ˋ;)
そういえば、『ローグ』の現代編でヘリックスの企画メールを散々読みましたね。
「ヘイザムはローンイーグルにしましょう」とか、
「エツィオは暗すぎて主人公に向かないと思うの」とか、
「アヴリーンで女性をターゲットにした作品を新たに作れないかしら」とか……。
それがこういう風に製品化されたって事ですね!なるほど!
「ヘイザムはローンイーグルにしましょう」とか、
「エツィオは暗すぎて主人公に向かないと思うの」とか、
「アヴリーンで女性をターゲットにした作品を新たに作れないかしら」とか……。
それがこういう風に製品化されたって事ですね!なるほど!
でもこれ『ローグ』未プレイの方はついていけないのでは……?
今作の現代編主人公は、ヘリックス(クラウド版アニムス)で遊んでいるプレイヤー自身ということになってます。
ヘリックス上のエピソードは色々ありますが、左上の「ジャック・ド・モレーの悲劇」しか選べないので、とりあえずそれで遊ぶしかない。テンプル騎士団総長ジャック・ド・モレーがフランス王に裏切られ、火刑に処された歴史を体験します。
それが終わると、アサシン教団にハッキングされて、アブスターゴの企み「フェニックス・プロジェクト」について聞かされます。
フェニックス・プロジェクトとは、第一文明人(イス・先駆者)の生まれ変わりである「賢者」を探し出して、古代DNAを分析するという計画です。
アサシン教団はこの計画を阻止したがっており、アブスターゴより先に賢者の遺体を探し出したいから協力してほしいと言われます。18世紀のフランスにいたアサシン、アルノ・ドリアンが賢者と接触していたので、アルノの記憶を追体験して賢者の最後を調べることになります。
フェニックス・プロジェクトは次回作『シンジケート』にも関わってくるんですけど、その後の話はコミックの方で終わってるんですよね。思わせぶりに伏線だけはっといて、結局ゲームでやらないんかい!
賢者の遺体も、見つけたことは見つけたけど、これならアブスターゴもどうしようもないから放置でいいわね~って結論です。特に進展なし。
感想その2は過去編のストーリーについて、ネタバレ全開です。
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