『アサシン クリード オデッセイ』DLC「アトランティスの運命」エピソード3の感想です。
EP1「エリュシオンの大地」の感想はこちら。
EP2「ハデスの責め苦」の感想はこちら。
以下、⚠本編およびDLC、アサクリシリーズのネタバレ全開です。ご注意ください。
エピソード3「アトランティスの裁き」
現代編、2人の言い合いからスタート。
アレシアの主張は変わらず、「あなたはアトランティスを去るべきだ。あなたは普通の人間だ。あなたのDNAでは杖に耐えられない」と中止を促します。
レイラの性格的に、ここまできて引き下がるわけがない。
会社員時代に不遇な扱いを受けていたけど、ミイラ掘り返して独自に研究を始めたアグレッシブさですよ。相方のディアナ・ギアリーが殺されても、研究を止めなかった執念ですよ。2400年以上も生き続けたワシ使いから、堂々と杖を継承したタフさですよ。
プレイヤーだって、レイラが継承者だと信じてプレイしてきたのに「やっぱり違ったわ」なんて展開になっても拍子抜けします。
(デズモンドも自我を失ったことがあるけど、レイラの切り替えの早さはやっぱりタフだわ😓)
アレシアを説得して、試練は続行となりました。
ただし、アレシアが介入して、度々説教しますが。
ハデスにスパルタキックをかまそうとした瞬間、ポセイドンが止めに入ります。
ポセイドンの口から「アトランティス」という言葉が出ます。いよいよアトランティス!!
タルタロスの裂け目が次々と出現し、悠長に話している場合ではありません。ワシ使いとポセイドンは、逃げるように冥府を出ました。
いきなり自分の右腕になってほしいと言われ、ディカステス(裁定者)の地位を与えられます。冥府でのワシ使いの選択を見て、信用できると踏んだようです。ワシ使いはイスと人間の血が流れていますから、双方の種族の間に立ち、調和をもたらすと期待しています。
ここでの掟は、イスの技術を人間に使ってはいけないこと。
アサクリでは、イスが人間を創造したという設定です。
人間をマインドコントロールするために、イスはエデンの秘宝も作りました。人間は奴隷であり、実験の道具でもありました。一部の科学者は危険な人体実験を行うようになり、このままでは遺伝子工学の追及が腐敗すると考えたポセイドンは、人体実験とイスの技術を人間に使うことを総じて禁じました。
(そういえば、『シンジケート』に進化論を提唱したダーウィンが登場しましたが、アサクリの設定ですと人は猿から進化したわけではないんですよね~)
というわけで、ワシ使いもといディカステスは、アトランティスの問題を解決して回ることになりました。
満を持して、アトランティス!!
このマップ、ヤバすぎる。景色を眺めているだけで何時間も過ごせてしまいそう。のんびり歩きたくなる。移動のだるさなんて頭から消えてしまうくらい、素晴らしい景観。
こんなに感動したのは『ユニティ』以来です。
今回も制限された道があります。一定の知識を有する者しか通れないという、意識高そうな道です。
というわけで、ワシ使いもといディカステスは、アトランティスの問題を解決して回ることになりました。
満を持して、アトランティス!!
このマップ、ヤバすぎる。景色を眺めているだけで何時間も過ごせてしまいそう。のんびり歩きたくなる。移動のだるさなんて頭から消えてしまうくらい、素晴らしい景観。
こんなに感動したのは『ユニティ』以来です。
システムについて
今回も制限された道があります。一定の知識を有する者しか通れないという、意識高そうな道です。
各所にある写本などからイスの知識を吸収していくと、イスの知識ゲージが溜まっていきます。イスの知識ゲージは3段階まであって、その段階に応じた道が通れるようになります。
ストーリー進行の都合で、1段階は上げておく必要があります。一見大変そうだなぁと思いますが、探索していればあっという間に上がります。
この道の奥にアダマントといったユニーク武器を作れるアイテムがありますし、イスに関する読み物もあって面白いので、やり込みたい方向けですね。
各ロケーションにイスのデータキャッシュがあり、調べるとイスの知識ゲージが上がります。本編でも見たような地球儀が映し出されててキレイ。
今回の「守りの慧眼」はマップ端にあって分かりやすいです。強化アビリティ解放の他に、イスの知識ゲージが上がります。
収集要素として、ディカステスの防具集めがあります。要塞にいる将軍を倒して、防具を入手しましょう。
要塞がとにかくデカイ。正面だけ見て「広いなぁ~」と思ったら、裏はもっと広かったりする。至る所でコロッサスもスタンバってます。
巨大建造物の攻略は面白いけど、続けてやると疲れてきちゃいますね;
他のエピソードと比べて、メインシナリオが短くて、探索要素が多いです。
ストーリーについて
ディカステス最初の仕事は、ポセイドンの息子アトラスからの依頼です。
執政官を務める兄弟たちの問題を解決してほしいとのこと。イスと人間の溝は深まる一方で、迅速に対処しないと崩壊しかねないそうです。
疫病の治療に奮闘する執政官アザエスは、エデンの布を使いたがっています。『シンジケート』で登場したエデンの布が再登場!コーンススの怪しい実験室に残されていて、何やら不穏な印象を受けます。これを人間に試すかどうかはプレイヤー次第。
執政官アンペレスは、人間に奇襲されて怒り心頭。反抗勢力を一掃したがっています。
執政官ガディロスは人間達のストレスを発散させるために、見世物として闘技場を催しています。ワシ使いを参加させて、もっと観客を沸かせようとします。
以上、3人の問題を解決すると、なぜかアトラスの審判が始まります。
何がアトラスの逆鱗に触れたんでしょうか……。アザエスの件は分かります。ポセイドンが禁じたイスの技術を、人間に使おうとしましたからね。あとの2人はよく分かりませんが、自力で解決できなかった兄弟を不適格と見なしたってことでしょうか。
結局、3人ともお咎めなしでしたけど。
(別パターンをやったら分かるのかなぁ)
そんなアトラスですが、実は人間の恋人がいます。
恋人のエルピスは、アトラスと一緒にアトランティスを治めたいそうです。冷酷でいかにもイスらしいアトラスを変えてみせるという彼女の熱弁を聞き、ワシ使いは協力することに。
エルピスの作戦がすごい話でした。イスのテクノロジーを使って、自分のDNAを三重らせん構造に変えてイスになってしまうんです。イス特有の手からビームも出せるし、見た目もイスになります。
結局、アトラスは人間を信用していないので、分かり合えませんでした。
両親が行方不明になったという少年の依頼を受けて、調べてみたら人体実験の痕跡を発見します。
本編に登場したミノタウロスやメデゥーサといった神話の怪物は、アイータが人体実験で創り出したという驚きの展開。
アイータが登場したなら、あの人もお出ましです!ジュノー!
『シンジケート』以降、登場回数がめっきり減ったお騒がせ夫婦。ジュノーはデジタルじゃない姿は初お披露目ではないでしょうか。アイータは、生まれ変わりが度々登場していましたが、本人登場は初じゃないかな。
(コミックの方では登場していたらしいですが)
残忍で危険な人体実験を続けたせいで、ポセイドンから出禁を言い渡されていました。しかし、ディカステスにワシ使いを任命したことに反感を持つ者が多いらしく、ポセイドンの威信が揺らぎ、ジュノーですら軽々とアトランティスに入れてしまったようです。
アイータの人体実験は、元々ジュノーが発案したオリンポス計画というもの。
イスと人間の良い面を合わせもつ混合種を変異させて兵器化し、人間達に恐怖を与えて支配するという計画です。最新兵器であるヘカトンケイルを目覚めさせ、アトランティスを乗っ取るつもりです。
ヘカトンケイル戦です。
毒をバラまく実験体が無限湧きするので、逃げながら引き撃ちするのはやや難しくなっています。アイータの悪趣味具合に嫌気が差しますね。
DLCラスボス戦ですから、これまで取得した強化アビリティを存分に使いまくりました。
ヘカトンケイルを倒しても、根本的に解決したわけではありません。ワシ使いとポセイドンの意見は一致していました。アトランティスを破壊して、全てを終わらせる他に道はないと……。
試練を終えて、アレシアと復習タイム。
ペルセポネの行き過ぎた秩序による支配、ハデスの混沌による支配、アトランティスでの統治者の体験、それらを通してワシ使いはどう感じたか?
ワシ使い「とんだ災難だった」
簡潔な感想。
アトランティスの仮想現実は、アレシアの記憶を元に構成したものですが、どうあがいても破滅は避けられないようです。イスにも欠陥があると、アレシアは語ります。
杖の力は破滅をもたらすことも可能なのだから、あなたが守り抜くようにとアレシアに念を押されて、ワシ使いは固く約束を交わしたのでした。
次はレイラの番です。アレシアに促されてアニムスを取ると、なんとベルグがいました。
『シンジケート』の時と雰囲気変わりましたね??
EP1でシグマチームを追い返したので、ベルグが直々にやってくるのは時間の問題でしたね。
レイラがベルグの娘の病気を引き合いに出していてビックリしました。そういえば、ベルグには難病の娘がいるという設定を思い出しましたよ!
レイラは杖で何でも治せると言うんですよね。ベルグの娘の病気もそうですし、アレシアに「精神が変容したらどうするか」と聞かれた時にも「杖が治すでしょ」と答えていましたし。本気でそう思ってるのか、ただの口実なのか、分かりません。
実際、治せるんでしょうか。
もし、ただの口実だとしたら、アブスターゴより惨いですよ。
レイラが何を考えているのか分かりません。
娘の話に腹を立てたベルグと戦闘になりますが、アサシンハンターとして暗躍してきたベルグでさえも、勝ち目はありません。
レイラは不老不死という名の無敵状態ですし、流入現象で戦闘技術も身についています。ベルグは背中を刺されて、足が麻痺したまま気を失いました。
どうもレイラは利己的な気がしますね。アサシンの信条「仲間を危険にさらすな」を気にかけているとは思えません。ヴィクトリア博士の忠告を聞き流した結果、杖の影響を受けて、博士の命を奪ってしまいました。その件を仲間に報告せず、迎えが来るまでアニムスに戻ると言って通信を切る始末です。
この期に及んで、またアニムスに戻るというタフさには、少し呆れてしまいました。
今回でレイラの好感度は下がりました。逆にワシ使いはもっと好きな主人公になりました。その落差が残念に思えます。
正直、レイラにあまり興味が持てなくて、ワシ使いが守り抜いた杖がどのように物語を動かしていくのかが、楽しみではあります。
ワシ使いがレイラに杖を渡す時に「終わったら全て破壊するんだ」と言っていましたが、どういう意味なんでしょうかね?
次回作の現代編も進展があるといいな~と期待しています。
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