アサクリ オデッセイ DLC「アトランティスの運命」EP1 ネタバレ感想

2020/05/21 0

Assassin's Creed Series


『アサシン クリード オデッセイ』DLC「アトランティスの運命」をクリアしたので、感想を書きました。
予想以上にボリュームがあり、書きたい事もたくさんあるので、記事を分けました。

以下、⚠本編およびDLC、アサクリシリーズのネタバレを含みます。ご注意ください。



DLC「最初の刃の遺産」と比べて、とてもボリュームがあります。
クリア時間は、1エピソードにつき約10時間。合計30時間くらい。
選択肢による分岐があり、エピソードごとの新マップ、ボス戦も歯ごたえがありました。
(ボス戦のBGMがかっこいい)

エピソード1「エリュシオンの大地」

本編のアトランティスエンディングの続きからです。


ヘルメス・トリスメギストスの杖を継承したワシ使いは、アレシアというイス人に会います。

アレシアは、本編のアトランティス関連のクエストで声のみ登場していましたね。ワシ使い、ピタゴラス、そして現代のレイラに向けてメッセージを発信していました。人間に味方しているイス人です。
本編をプレイしている時には、アレシアのメッセージがよく分からなかったのですが、改めて見ると、このDLCの話をしていたんだなぁと思いました。

アレシアの話によると、ワシ使いは杖の「守り手」で、いずれ現れる"記憶の継承者"に杖を渡すまで、アトランティスの封印を守る役割なんだそうです。そのための心構えと力が必要なので、アレシアが作った仮想現実で試練を受けるよう教えます。


"継承者"とは、現代編主人公レイラのことです。
レイラにも、杖に宿ったアレシアの意識が語りかけます。継承者として、"杖の腐敗に耐えうる力をつけなければならない"と。レイラも同様に、試練を受けるよう教えられます。

試練の場所にたどり着くため、ワシ使いとレイラを交互に操作します。
レイラの方は、アトランティスの封印を解いて中に入らなければならないので、封印を解くカギを探して回ります。
現代編で遺跡巡りするのは久々な気がして、よかったです。

カギを探す際、デイモスしか知らない情報を得るため、デイモスとシンクロします。
レイラはアブスターゴ在籍中からずっとアニムス研究に情熱を注いでいた人で、過去作の主人公と違ってアニムスの使用に全く抵抗がありません。
体調管理するヴィクトリア博士の忠告を聞き流して、平気でデイモスとシンクロしたわけですが、これが後に流入現象を引き起こす事態に・・・。
(流入現象って久々に聞きました!設定忘れそうでしたよ!アニムスの副作用ですね)


レイラ、封印を解いてアトランティスの中に入り、アレシアと対面します。
同じくワシ使いもアレシアと対面。試練の内容を聞きます。エリュシオンに点在する「守りの慧眼」を全て見つけ、力を得たら試練終了とのこと。
これまで全く動じなかったワシ使いが「私は生者なのに、冥府に行くのか!?」と狼狽えますが、アレシアは「私が作った仮想現実だから」と再度説明。

そうして、ワシ使いとレイラの2人は、仮想現実で己の力を鍛えることになりました。
ここまでが導入部分。

システムについて


ドーンっと広がるエリュシオンの大地。圧巻のギリシア神話の世界!
マップ中央からスタートするので、わくわくしました。東西南北どこへでも好きな所へ行ける!
クエストより探索を優先して行っていたら、結局クエストで攻略済みの砦に侵入しなきゃならなくなって、二度手間になってしまいました;

そういった二度手間はオープンワールドあるあるだとは思いますが、エリュシオンに限っては高低差がある地形の関係で、探索と移動がやや大変なんです。


この高低差ですよ。
ちゃんと入口はあるし、高所にワープできる装置「ヘルメスの翼」もあります。もちろん、壁を登って侵入することもできますが、登るのに時間がかかります。ワープ装置を使った方がいいです。

クセのある地形と移動のしにくさで、プレイ時間が長くなった感があります;
でも、幻想的な景色は素晴らしいです!大きな砦を攻略するのも、楽しいですしね。


複数の敵を一気に片付けられる『ラッシュアサシン』があれば、ロケーションの攻略も簡単・・・と思っていたら、そうでもない!
コロッサスという像が随所にあり、近くで戦闘を感知すると起動します。『ラッシュアサシン』中に敵に気づかれると、コロッサスが起動してしまうんですね。しかも、コロッサスが結構強くて、面倒な相手なんです。
『ラッシュアサシン』のごり押しは強力すぎたから、対策かもしれません(;´・ω・)

コロッサスを起動しないように、徹底したステルスプレイもいいですね。
アサシンダメージを上げて1人ずつ暗殺していったり、矢が何かで敵を誘き寄せた隙に、目的のブツだけ取ってさっさと逃げたり、アビリティ『ニュクスの影』を使ったり。


あれこれクエストが発生するので、本来の目的を忘れそうになりますが、一番肝心な「守りの慧眼」
この石碑で力を得ると、強化アビリティが使えるようになります。強力ですし、エフェクトも派手ですし、ワシ使いがどんどんイスに近づいていく感じがします。


クエストを進めていくと、杖の力でペルセポネに洗脳された兵士を解放して、支配力を削れるようになります。

私はロケーション攻略を先に進めてしまったので、兵士を解放するために再びロケーションを巡るという二度手間が発生してしまったんです。
自分の進め方のせいもあるけど、正直しんどかった・・・。
DLC「最初の刃の遺産」の結社メンバー探しも、二度手間が面倒で止めてしまったんですよ。
マップが広いのに、高速移動ポイントや移動手段は限られているから、DLCまでやるとしんどさが上回ってしまいました。
最初は、マップ中央からスタートだ!!って大はしゃぎしたんですけど・・・。

『オデッセイ』のシステム&ボリュームで、これより広いマップの作品が出たら、もう全クリできないと思います・・・。続編が今年発売という発表がありましたが、内容はどうなるのでしょうか~。購入するつもりですが。

登場人物とストーリーについて


最初に、説明役のヘルメスに色々と聞きます。
英雄たちの楽園エリュシオンは、女王ペルセポネの心の美しさで見事に飾られているんだとか。たしかに、息を呑むほど美しい世界です。ペルセポネも美しいです。
しかし、楽園の掟に背く者が現れているとぼやきます。

ヘルメスは女王に心酔していて、女王のイエスマンになっています。
(選択肢によって、終盤で変化します)


掟に背く者というのは、アドニスです。爽やかイケメン。
エリュシオンを出て、アフロディーテに会いたいそうです。ペルセポネは彼を独占したくて、エリュシオンに閉じ込めている状態です。
(このDLCはギリシア神話になぞらえた話なので、アサクリの設定などが分からない方でも入りやすいと思います)

ワシ使いと同じく生きた人間であること、エリュシオンを出たがっていることが共通し、手を組むことになります。
ワシ使いの担当は、各地にいる監督官を倒したり、物資を破壊したりして、ペルセポネの支配力を削ること。その間にアドニスは反乱軍を集めるという作戦です。
本編の征服戦争みたいな感じですね。
アドニスは力尽くでもここを出るつもりです。


ヘルメスに勧められて、ペルセポネに挨拶しに行きます。
ワシ使いの能力を見込んで、ひとつ頼み事があるとのこと。なぜか冥府の門を通ってハデスの馬が入り込んでしまったので、探してきてほしいそうです。
(選択肢によって、馬を反乱軍に連れていくことも可能)

夫ハデスの話をするときに、字幕が「」付きで「夫」表記になっていて、一応「夫」とは言っているけど、本当は認めていない感じがひしひしと伝わってきます。

ペルセポネも「夫」によって冥府に閉じ込められている状態なんですよね。せめて自分の楽園を完ぺきにしたいと考えていて、刃向かう者には容赦しません。
ペルセポネの絶対的な支配により、表面的には美しい世界を保っているエリュシオン。


ヘルメスに勧められて、ペルセポネの親友ヘカテとも会います。
ペルセポネの前ではイエスマンを装い、裏ではワシ使いおよび反乱軍に手を貸すと言い、二面性があるキャラです。本当の狙いは一体・・・。

以上、4人のクエストを進めていくわけですが、展開が分かりにくかったです。
アドニス率いる反乱軍に協力していく流れかと思いきや、ペルセポネ陣営のヘルメスに協力するクエストも発生して、どっちの肩を持てばいいの!?と混乱しました。
分岐点がきたら、どっちにつくか選択肢が出るのかなぁ?と思っていたら、そういう話ではありませんでしたね・・・。
主人公が間に入って、両陣営の話を聞いて、誰を信用するか推理しながら進めていく感じ。


スパルタの英雄がいるという話を聞き、反乱軍に勧誘しに行ったら・・・。
レオニダス王!!お祖父ちゃんでした!!かっこいい!!スパルタ式の挨拶を済ませましたとも。

一緒に釣りしたりして、カサンドラも子供の顔に戻ったような、ほっこりするシーン。しかし、この後に重大な選択をしなければならないんですよね。悩みました・・・。


ペルセポネに打診された時、見返りに誰か1人生き返らせると言われますよね。
ここは本編の内容が反映されていました。超絶バッドエンドだったので、選択肢がえらいことになりました(;´・ω・)

仮想現実を出たら、ワシ使いは杖の守り手として何千年も生きることになります。これから出会う人々は、自分より先に死を迎えるわけです。死と別れに耐えなければならないというのが、守り手の試練の1つでもあります。
死者は生き返らないし、この選択肢だって無意味だと分かっていても、やはり考えてしまいますね・・・。


4人のクエストを終えると、いよいよ全面対決です。

これまでの選択肢で分岐します。
初見プレイの結果は散々でして・・・。アドニスのロマンス狙いだったのに友達止まりでしたし、ヘルメスとは友情を築けず敵対、ヘカテの思惑をペルセポネに信じてもらえず。
ヘカテの嘘に負けたのが悔しい!

皆、何かしら思う所があったけど、ペルセポネは絶対だから意見できず、イエスマンになっていた。主人公の選択次第で、皆が抑え込んでいた嘘や不満をペルセポネに知らしめることができるかどうか、という話。
どのみちペルセポネは相変わらずで、結末は変わりません。でも、知らしめた方がスッキリするかな。
私の結果は散々でしたので、知らしめることができず、主人公は騒ぎを大きくしたお邪魔虫のような扱いで終わってしまいましたけどね!


中途半端な選択をしていると、中途半端な結果をもたらすなんて、選択肢がしっかりしてるなぁと思いました。
というのも、DLC「最初の刃の遺産」の選択肢はあまり意味がない感じだったので、本DLCは大違いでしたね。悩む選択肢も多くて、面白かったです。

ペルセポネにデコピンでポイっとやられて、ワシ使い終了。


一方、レイラ達はシグマチームの襲撃に遭います。

アサシン仲間が乗船しているアルタイル2号のシグナルを、アブスターゴにハッキングされたらしく、アトランティスの存在が知られてしまいました。
オッツォ・ベルグ率いるアサシン狩りの部隊「シグマチーム」が送り込まれましたが、レイラが杖で応戦。
ボコボコにした後で、レイラが杖の力を使おうとしましたが、ヴィクトリア博士が止める一幕も。
(レイラは何をやる気だったんでしょうか・・・)

レイラはアサシンだけど、杖の継承者でもあります。「秩序」でも「混沌」でもなく、「調和」をもたらす存在です。アレシアは試練を通して、破壊ではなく創造を目指してほしいと伝えています。
果たして、アサシンと杖の継承者、二足のわらじは履けるのでしょうか。

次はエピソード2へ。

自己紹介

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あおは さき

ストーリー・世界観を楽しむことに重きを置くゆるゲーマー。RPGが大好物。
YouTubeにプレイ動画も投稿中。
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