【雑記】アサクリ オリジンズ感想(2/2)

2019/01/25 0

Assassin's Creed Series

PC版Gold Edition『アサシンクリード オリジンズ』の感想、続きです。ストーリーについて。

この記事はメインシナリオのもろネタバレが含まれますので、ご注意ください!!
その1の感想はこちら



●現代編

現代編の主人公はアブスターゴ勤務の科学者レイラ・ハサンです。テンプル騎士団にもアサシン教団にも属していません。
(デズモンドくんのこととか色々勘付いてはいるみたいだけど)

大学在学中にアニムスに興味を持ち、中退してアブスターゴに入社。
映画版で登場した新型アニムスは彼女のアイデアでした。しかし、アグレッシブな性格ゆえに上司ソフィア・リッキンから疎まれており、アニムス計画から徹底的に外されていました。
だったら勝手にやって会社に認めさせるわ!!と、携帯型アニムスをエジプトの墓所に持ち込み、バエクのミイラを掘り返してアニムスに繋ぎ、歴史調査を開始します。
(なんというアグレッシブさ)


アニムス使用中の体調管理は、相方の看護師ディアナ・ギアリーが遠隔で行っています。
アブスターゴに報告したほうがよくない?と言う相方に対し、レイラは会社を見限っており、大学時代からの夢を優先。
バエクのミイラだけでなく、アヤのミイラまでも見つけ出してシンクロしちゃいます。
(なんというタフさ)

最終的に彼女はテンプラーとアサシンどちらの道を選ぶのか。
どちらも敵に回す可能性もある、性格的に。
今後の展開に期待。

(『シンジケート』のラストからほとんどつながりが無いです。『シンジケート』のあの人たちとエデンの布の件はどうなったんだろうと調べてみたら、なんとコミックの方で話が進んでいるらしい。少し残念)

(あと、『ウォッチドッグス』のエイデン兄貴らしき人物が出てきてビックリしました。『ウォッチドッグス』のサブミッションは全てプレイしたはずなのに、アブスターゴのオリヴィエには全然気づかなかった・・・;
それにしても、エイデンさんは監視カメラに必ず細工を施しているはずなんですが、ギリギリ顔が映ってました。しかも警棒でボコボコにしたんじゃなくて、至近距離から発砲してますね・・・)


●過去編について
オープニングは紀元前49年から始まるんですが、展開が早くて初見では見落とししまくりでした。

今までのアサクリシリーズはデータベースで解説があったんですが、今回はありません。
(解説役だった皮肉屋ショーンも登場しないですしね。古代エジプトについてはディスカバリーモードが別途用意されていますし)
なので、最初は理解がおいつかなかったんです。プレイしながら分からない言葉をスマホで検索するっていうのも大変ですし、分からない事は分からないままで進めていってました。

サイドクエストをこなすうちに段々と分かってきまして、ようやく理解できたのはメインシナリオが終わってからでした。
2週目プレイしたらもっと分かるんじゃないかなと思います。今作は強くてニューゲームモードもありますしね。


●主人公とオープニングについて

主人公バエク。38歳くらい。シワ出身。王の守護者であるメジャイの家系。バエクさんもメジャイであり、シワのアムン神殿を警備する任務についていた。

顔も性格もイケメン。弱きを助け、強きを挫く。情に厚く、責任感も強い。
最後のメジャイ、シワの男前、キュレネのハヤブサ、イカれたシワ人とも呼ばれることも。

なお、この時代では「メジャイって古臭い職業ね!」って言われる事もあります。
プトレマイオス朝になってからメジャイは排除されていったそうで、バエクさんが最後のメジャイなんです。


紀元前49年のシワ。華々しく微笑ましい雰囲気の中、ファラオ(古代エジプトの王)を迎えるシーンからスタートします。
(↑のアヤが可愛い。バエクさんにちょっかい出してる)


豪華絢爛な象に乗って現れた若きファラオ、プトレマイオスの姿をにこやかに見ていたバエクさんでしたが・・・。
プトレマイオスの背後には謎の仮面の集団が・・・。


いきなり所変わって1年後
髪もヒゲも伸びまくりのバエクさん、激しい怒りに任せて仮面の男『サギ』ことルジェクを殺します。
(一瞬の間に主人公の風貌変わりすぎだし、いきなり殺すしで何が何やら)


どうやらバエクさん、この1年の間シワを離れて仮面の集団を追っていたようです。
バエクさん不在中、1人でシワを守っていた親友ヘプツェファと再会。
ヘプツェファの話によると、プトレマイオスの圧政にシワの人々が苦しめられているそうです。
増税に抗議した農民が投獄され、見せしめに妻子は家ごと焼き払われたという話を聞いた時は、バエクさんブチギレ「プトレマイオスの統治が間違っている。ファラオには相応しくない」

感情をハッキリ露わにする熱いバエクさんは、率先して人助けするわ、老若男女に優しいわ、子供達にすごく好かれるわで、こんな主人公好きなるにきまってるわ
(この時点でバエクさんに少し感情移入してました)


バエクさんの目的は、シワにやってきた神官メデュナムンの殺害ですメデュナムンは仮面の集団のひとりです。
なぜバエクさんは仮面の集団を追うのか、その理由がここで明かされます。


1年前のあの日、バエクさんは息子ケムに弓を教えていました。儀式用のヤギを狩りながら、ケムの将来の夢について語ります。
勇気が持てないというケムに、バエクさんは祖父から教えてもらったイーグルダイブを教えようとしますが、ケムは怖がって飛べません。バエクさんは「まだ早い」と諦めます。
(勇気を持て、という言葉は『ユニティ』のアルノ君を思い出します)
そんなやりとりをしていると、ひょんなことから罠にかかり、兵士にボコられて拘束されてしまいます。


仮面をつけた5人によってアムン神殿に拉致され、ケムを人質に「宝物庫の扉を開けろ」と脅されます。しかしバエクさんはオーブ(エデンのリンゴ)を見せられても何のことかサッパリ分かりません。
ケムはイーグルダイブできなかったことを悔やんでおり、父を助けるために仮面の1人からナイフを盗んでバエクさんに渡します。
ファラオが来る前に宝物庫を開けたい仮面の連中は、ケムに剣を向けて心臓をえぐり出すぞ。この子は来世にいけなくなるな」と急かします。バエクさんはナイフで反撃を試みるのですが、仮面の男がわざとケムの方に避け、ナイフは勢いよくケムの胸を貫いてしまいます。
(辛すぎる・・・。ちなみに、この時のナイフをルジェクに突き刺しました)

古代エジプトでは、「心臓」は魂が宿る場所と言われているそうです。
遺体の防腐処理師のサイドクエストで出てくるんですが、心臓は残すんですって。脳みそは鼻から取り出し、他の内臓も取り除きますが、心臓はドゥアト(冥界)で審判をうけるために残すんだそうです。

人は死ぬと、葦の原野(楽園)に入れるかどうか審判をうけます。女神マアトの羽根と心臓を天秤にかけ、心臓が軽ければ葦の原野に行けます。心臓が重ければ貪りし者(アミメット)に食われてしまいます。心臓=魂を失うということは、来世へいけないということ。


息子を救えなかったのはお前のせいだと責めるメデュナムンをバエクさんは怒りのままにエデンのリンゴで撲殺
(エデンの秘宝を鈍器にするなんて!この主人公には驚いた)

そしてヘプツェファに別れを告げ、バエクさんは妻アヤに会うべくアレクサンドリアへ向かいます。
(ここまでがオープニング)


●アヤの登場

もう1人の主人公ともいうべき、アヤ。30歳くらい。アレクサンドリア出身。バエクさんと同じくメジャイの訓練を受けた。
今はプトレマイオスの姉クレオパトラに仕えているようです。

バエクさんとは違い、あまり感情を表に出さない。悩んだ時・怒った時は無言になるタイプ。だから初見では何を考えているか分かりにくかった。
(もしかしたら、ケムが死ぬ前までは笑顔が多かったのかもしれない。最初のオープニングではおちゃめだったし)
男だらけの中でも勇ましく、リーダーシップを発揮するカリスマ性をもつ。
血生臭くなるとめちゃくちゃ興奮する(ナイルの戦い)。好戦的だしジッとしていられない性分。

この1年、アヤも独自に仮面の集団を追って1人始末していました。しかし追手に居場所を知られてしまい、いとこのファノスの伝手で知り合ったアポロドーロス(クレオパトラの忠臣)にかくまってもらっているようです。
(この後、バエクさんが追手を始末しました)


アヤはクレオパトラから貴重な武器を貰ったそうで、バエクさんにも渡します。
クセルクセスを殺害した古代の武器、ヒドゥンブレードです!

コレどうやって使うの…?というバエクさんの表情が面白かったです。
いやしかしアサブレを使うようになった経緯とか気になってたんですが、あっさり登場しちゃって肩透かし(´・_・`)


仮面の集団、最後のひとりである『ヘビ』ことエウドーロスを殺害するため浴場へ。容易に武器を隠し持てない場所でも安心と信頼のヒドゥンブレード。
ところが、ヒドゥンブレードに慣れていないバエクさん、使い方を誤って薬指を切断してしまう!

このうっかりミスがきっかけで、入団の儀式が生まれたとは!!!!!!!
バエクさんうっかりミス→でも薬指無い方がヒドゥンブレード使いやすいじゃん!?→みんなバエクさんに倣って薬指切り落とす→アルタイルの時代にはアサシンの証みたいになった

手のひらを広げて、ドラゴンボールのエネルギー弾を撃つ時みたいに使用すれば薬指は傷つきませんので、切り落とさなくても使える事は使えるんです。だから薬指を切り落とそうとする人をバエクさんが「いや、そこまでしなくても…」みたいな表情で止めようとするんですが、ちょっと笑ってしまった。
ちなみに、入団の儀式っていうのは映画版の冒頭のヤツとか。『2』のエツィオの時は薬指に焼印を入れていましたね。


仮面の集団は全員ドゥアトに送り、報復は果たされたと安堵するアヤ。しかしバエクさんはまだ終わっていないと直感していました。夫婦はアポロドーロスの所に相談しに行きますが・・・。

そこにはクレオパトラがいました。彼女から驚くべき話を聞きます。
なんと『ヘビ』というのは古き結社という組織を示す言葉だったんです。つまり仮面の集団『ヘビ』こと古き結社のメンバーはまだまだいて、裏でプトレマイオスを操り、エジプト支配を目論んでいるとか。


エウドーロスは『ヘビ』ではありませんでした。バエクさんが思った通り、ケムの復讐はまだ終わっていません。夫婦は結社のメンバーを葬るべく、クレオパトラに協力することを決めます。
バエクさんはシワのメジャイからエジプトのメジャイになることを表明。


●バエクさんの後悔とアヤの決意

結社のメンバーを追う中、バエクさんは預言者の所で夢を見ます。
この内容が初見ではよく分からなかったんですが、クリア後に改めて見ると辛いですね…。

大きな天秤の前にバエクさんがいて、心臓をアペプ(大蛇)に食われそうになりますが、アペプを退けて心臓を取り戻します。葦の原野に立っているケムが何か言った所で目が覚めるという流れ。
この夢では、ケムもバエクさんも葦の原野を歩けないということですよね。
バエクさんの深い後悔と罪悪感があらわれているんだなと思いました。
仮面の集団に報復すれば、ケムの魂が葦の原野にいけるはずだとバエクさんは強く考えているんですね。


バエクさんとアヤは不自然な事件を調べ、裏で糸を引く結社のメンバーを特定してクレオパトラに報告します。アヤが「私が殺す」と言いますが、バエクさんは自分がやると譲りませんでした。

クレオパトラの命令だと思いますが、アヤは海に出ることになります。行くかどうか悩んでいるアヤをバエクさんが励まし、アヤは旅立っていきます。


アヤ編の海戦です。BGM盛り上がります!
任務遂行のために傭兵たちをまとめ上げるアヤに、船長フォクシダスも一目置いています。プトレマイオスと結社の艦隊を撃破し、ローマの将軍ポンペイウスと接触することに成功。同盟の約束を取り付けます。

海戦の難易度は低めでした。『4』や『ローグ』をプレイ済みだとヌルく感じます。
(難易度ノーマル以上でプレイしたことがないので、海戦も難易度によって変わるのかどうか分かりませんが)
アヤ編はイベントみたいな感じなので、全体的に難易度は低めになってるかも。
いっそのこと『シンジケート』みたいに主人公切り替え機能があれば良かったのになぁと思います。あれは双子だから出来た演出なんだろうけど・・・。そこはアニムスの進化だとか、DNAがレイラとマッチングした!とか理由つけて、アヤも主人公だったらなぁ。
アヤ編の尻切れトンボ感が残念でした。


アヤが海で大暴れしている一方、バエクさんはクレオパトラが挙げた結社のメンバーを全員葬ります。しかしその中にケムの敵は見つかりませんでした。

バエクさんは『クレオパトラ VS プトレマイオス』の権力争いに加担させられているのではないかと薄々気づきます。
そこはさすがのクレオパトラ、「メジャイはファラオに仕えるもの」とか言ったり、アヤの話を出すなどしてバエクさんを上手く説得。
残る結社メンバーは、プトレマイオスの側近であるセプティミウスとポティヌス。どちらかがケムの敵ということで、バエクさんは引き続きクレオパトラに協力することに。

エーゲ海から帰還したアヤと再会した直後、セプティミウスの手先に奇襲されます。
これにはバエクさん以外の皆から笑顔が消えます。プトレマイオス側はクレオパトラを殺す気満々のようです。
クレオパトラは急いでポンペイウスに会おうとします。バエクさんとアヤが先行してポンペイウスを探しに行くことになります。
その道中の会話で「これが終わったら帰れる」と言うバエクさんにアヤは「クレオパトラを伴って始めて帰れるのよ」と返答。2人の方向性に違いが生じてきました。
目的地に到着したものの、2人が発見したのはポンペイウスの身体だけ。首は既にプトレマイオスの元に。セプティミウスに先をこされてしまいました。

こうなったら命がけでカエサルに会うしかない!と言うクレオパトラ。敵艦隊で溢れる地中海を抜け、厳重な警備が敷かれたアレクサンドリアまで侵入することになります。ここでアヤがバエクさんに決意表明します。
アヤは海で戦争の激しさを目撃し、プトレマイオスをどうにかせにゃならんと考えるようになりました。それにはクレオパトラが王座につくべきだ、私達も命をかけようと話します。バエクさんはクレオパトラへ不信感を募らせていたものの、アヤに同意します。


アレクサンドリアに到着後、アポロドーロスがクレオパトラを絨毯にくるんで貢物のようにみせかけ、見事カエサルの元にたどり着きます。
(クレオパトラの絨毯の話は有名ですね)

クレオパトラとカエサルは急接近。アレクサンドロス大王の墓所を一緒に見て回るなど親密な仲になります。


そんな中、ナイルの戦いが勃発。
まずファロス島の大灯台に行って合図を送らなくてはならないのですが、この大仕事をバエクさんはアヤに譲ります。興奮気味のアヤを操作開始です。
アヤの武器はデュアルソード固定なのでやや苦戦しました。私がデュアルソード苦手なもので…。


そしてバエクさんはカエサルと戦車で爆走!多数の敵を振り切って灯台を確保します。
(『3』の時みたいな戦場、迫力あり!)


3日後のナイルデルタの戦いで、バエクさんは結社メンバーのポティヌスを殺害
そして最後のひとり、セプティミウスと対戦。奴こそが息子を死に追いやった張本人だとバエクさんは確信しており、ボッコボコにしてヒドゥンブレードを構えますが・・・なんとカエサルが止めに入ります。バエクさんは怒り狂って暴れますが、取り押さえれてしまいました。

一方、アヤはクレオパトラから命じられたプトレマイオスの暗殺を遂行しようとしていました。ナイル川にポツンと浮かぶ葦舟。そこにポツンと乗ったプトレマイオスに狙いを定めますが・・・アヤは矢を放ちませんでした。
まだ若いファラオを殺すのを躊躇ったのかなと思います。結局、ワニの群れに襲われて、葦舟は沈んでいくのですが・・・。


ファラオの死。そして新たなファラオとなったクレオパトラ。隣にはカエサルと…セプティミウスが!!


●アヤの後悔とバエクさんの決意
夫婦はアポロドーロスに怒鳴り込む。アヤは個人的な感情よりクレオパトラの命令を優先してきた。バエクさんはプトレマイオス側の結社メンバーを葬り、クレオパトラ側に貢献してきた。
アポロドーロス「だからクビなの。退職金は貰ったでしょ。カエサルもファラオ殺しが気に入らないんだって」
夫婦「殺すぞ」
結局いいように使われて裏切られた2人。アポロドーロスも良心が痛んだようで、調査することを約束。


バエクさんは復讐に囚われるあまり、本当の敵を見誤ったと反省。これまでは王のために影で動いてきたが、これからはエジプトの人々のために影で動こうではないかと決意。後のアサシン教団の信条にもつながる基盤、バエクさんの演説シーンは胸アツ。


アヤも自分の決意は間違っていたと反省。
初見では「裏切られてからやっと分かったの!?」みたいな見方になってしまうんですが、アヤも疑問に思う部分はあったんでしょう。ファラオを殺さなかったのがその証拠。
たぶん、息子の復讐に燃える夫を見て「それが終わった後に何が残るんだろう、ケムは生き返らないのに……」と悩んでいたんじゃないでしょうか。バエクさんに「今のあなたは何?」と問いかける事がありました。
アヤはアヤで自分が果たすべき役割は何なのか、模索してたんだと思います。

2人は冷静に考え、セプティミウス達がとった行動を調べることにします。なぜアレクサンドロス大王の墓所にこだわっていたのか。
そこでアポロドーロスから真相を聞きます。
結社の狙いは宝物庫、ついに扉を開く術を手に入れてしまいました。


紀元前47年。シワのアムン神殿に戻った2人。既に宝物庫の扉は開かれており、信じられない光景を目にします。
(『1』のアルタイルが見た光景と同じですよね!?つまり『1』と同じリンゴかな?)
早く結社を止めないと!と焦るアヤ。しかしバエクさんは横たわる親友を見つけます。1人でシワを守っていたヘプツェファの姿が・・・;

あの日を境に全てが変わってしまった、予想外の出来事、次々と訪れる死。
悲しみを2人で乗り越えられると思っていたけど、死を受けれて、それぞれ自分のやるべき事を果たそう・・・と、バエクさんとアヤは別れます。ケムのお墓の前で。
哀しい(´;ω;`)
バエクさんが黒幕を追い、アヤはセプティミウスを追います。


●隠れし者

バエクさんは黒幕もとい息子の敵を討ち、人々を操るオーブ(エデンのリンゴ)を奪い取りました。自分のやるべき事は終わった・・・とアヤに伝えます。

しかしアヤはまだ結社を追っていました。今やカエサルが結社の指導者となり、セプティミウスは側近を務めています。クレオパトラもローマに移住し、エジプトを捨てました。
アヤは既にローマでの協力者を見つけていて(ブルータスとカッシウス)、エジプトを離れるつもりです。


2人の最後の会話。
大義のためなら少数の犠牲……個人の人生を犠牲にするのか。後のアサシン教団の信条の元となる重要な会話です。ここのBGMが『Ezio’s Family』のアレンジで鳥肌立ちました。
影に生き、人々を操ろうする連中を闇に葬ると言うアヤにバエクさんも賛同し、エジプトのメジャイから隠れし者になることを決意します。
(アサシン教団のマーク誕生の瞬間)


●エピローグ

アヤは大海原をこえてローマへ。
セプティミウス戦で「私の全てを奪った!」と感情を爆発させてて胸アツ。そしてカエサルの暗殺、あの名言も聞けます!

アヤはこれまでの人生・名前を捨て『アミュネット』に改名。ローマに隠れし者の拠点を作ります。
(『アミュネット』って『2』のマリオ伯父さんの家に像があった伝説のアサシンですね。こう繋がるんだなぁ)

一方、バエクさんもエジプトで隠れし者を結成。
抑圧される人々を解放していた時、「1人で行くのは怖いよ」と言い出した子供がいました。あの日、「1人で帰るのは怖いよ」と言ったケムを思い出させるセリフです。
バエクさんは子供の手を取って、一緒に歩きます。
あの日、果たすことができなかった父親の役目。
バエクさんらしい終わり方だと思います。



家族や仲間の死、裏切り、復讐、淡い希望とすれ違い、覚悟と犠牲……アサクリらしいダークでどこか哀しいシナリオで面白かったです。
特にバエクさんは歴代主人公の中でもかなり好きなキャラになりました。でもアサシンっぽいのはアヤの方なんですけどね。だからこそアヤ編をもっとプレイしたかったなぁと思います。


DLC「隠れし者」、「ファラオの呪い」も面白かったです。
「ファラオの呪い」は冥界の景色がすごかったし、ボリュームも満点でした。

自己紹介

あおはさきの写真

あおは さき

ストーリー・世界観を楽しむことに重きを置くゆるゲーマー。RPGが大好物。
YouTubeにプレイ動画も投稿中。
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詳しくは「このブログについて」をご覧ください。


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