『アサシンクリード オデッセイ』DLC「最初の刃の遺産」をクリアしたので、感想を書きました。
クリア時間は8時間くらいでした。
本編終了後のデータで始めた場合は、もっと早く終わるのではないかと思います。
私は久々のプレイで操作を忘れていたため、強くてニューゲームでスタートしました。母ミュリーネと再会し、DLCクエストが解放されてから始めました。
以下、⚠本編およびDLC、過去作のネタバレを含みます。ご注意ください!
本DLCは、古き結社との戦いと、ワシ使いの「血の繋がり」を描いたストーリーです。
結社は前作『オリジンズ』に登場しましたが、国を裏から支配する組織ですね。本作においては、ペルシアは結社の支配下となっており、ギリシアにも進出しようとしています。コスモスと手を組み、スパルタ兵を支配しつつあります。
結社の話では、ワシ使いの「血」は世界を混沌に陥れる脅威なんだそうです。平和を破壊する力を持って生まれた「汚れし者」と言い、ワシ使いの命を狙ってきます。
エピソードごとに舞台が変わりますが、基本的にはその地域にいる結社メンバーを探して葬るという流れです。本編のコスモスの門徒探しと同じシステムですね。
大半のメンバーはメインシナリオを進めると判明しますが、手がかりを元に自力で調べないと居所が分からないパターンもありあす。私は2人ほど見つけ損ねてしまい、面倒くさくなって止めてしまいました・・・。結社メンバーの討伐は未完です。
(マスターアサシンの衣装欲しさに、メッセニアの結社メンバーは全員倒しましたけどね!)
海戦もあります。
とあるクエストを完了すると、新しい武器が使用可能になり、派手な戦闘を楽しめます。
登場人物とストーリーについて
■ナタカス
ダリウスの息子。弓が得意。穏やかで正義感が強い。
カサンドラと話す時はニヤニヤしてる。キャラクターの表情が豊かになって、好きな子を前にしてニヤニヤしちゃう感じがにじみ出ててすごい。
彼と父ダリウスは訳あって逃亡生活を送っています。目立つ行動をとってしまうと、自分達だけでなく周囲の人々にも危険が及んでしまうので、影にひそんで行動するようダリウスから教えられていたようです。
しかし、無実の人々が結社に殺されるのを、ナタカスは黙って見ていられなくなり、父に黙って傭兵カサンドラに依頼の手紙を送ります。
それが全ての始まり。
男主人公だと、ナタカスではなくニーマが登場するようです。
私は女主人公でプレイしていたので、妹ニーマは既に亡くなっているという話でした。
エピソード1でナタカスと家族の話をするんですが、本編の選択肢と違って曖昧です。
本編なら、正直に話す・はぐらかす・答えない、といった選択肢がハッキリと出ていました。しかし、ナタカスとの会話では曖昧な受け答えになっていますし、どの選択肢を選んでも、言ってる内容は同じじゃないかと思いました。
しかも、カサンドラは急に優しい声になるし、ナタカスはニヤニヤしてるし、これは強制ロマンスの流れなんだろうなぁと感じました。
(強制ロマンスについてユーザーから批判があり、アプデで会話内容等が変更されたようです。
変更前の内容は分かりませんので、そのあたりの事情は触れないでおきますが・・・)
エピソード2では、父ダリウスの判断でギリシアから逃げる計画を立てますが、いつの間にかナタカスとカサンドラは惹かれ合っていたようで、お互い寂しそうな素振りを見せます。いつ惚れたのか知らんけど。
マケドニアの海を牛耳っていた結社の船を撃沈して、ナカタス達がギリシアを出発できる時がやってきたら、カサンドラは別れが辛すぎて泣いてしまうんです。何か分からんけど、それぐらい好きになってるんですよ。
旅立つ寸前でナタカスは思いとどまり、逃亡生活を止めてカサンドラと一緒に暮らすことを選びます。
ここまでで、ロマンス選択肢が1度あったと思うんですけど、私は選んでいませんでした。ナタカスに興味がなかったからです。
本編でも、興味がなければロマンス選択肢は選んでいませんでしたし、自分なりに選択してきたつもりです。
私が興味なくとも、ストーリー上、主人公が「選択」したのなら、それはそれで別にいいんです。
ナタカスは普通に良い人だし、主人公は素朴な生活に憧れていたので、彼の素朴さに惹かれたのかもしれない・・・そうやって主人公の「選択」に理由付けはできます。
でも、そうなってくると、プレイヤーが選択する意味ないじゃんって話になっちゃうんですよね。
本作のシステムとイマイチ噛み合っていません。
ナタカス達が一緒に暮らし始めた後、カサンドラは息子を出産するんですが、子供が生まれた後でロマンスの有無の選択肢が出るんですよ。この流れで、いきなり「愛」か「血脈」か選択肢が出てもなぁ・・・と、微妙な気分になりました。後出しじゃんけんみたいだし、プレイヤーとしては置いてけぼりをくらった気分になるんですよね・・・。
主人公が普通の生活を送る光景は、和みましたけどね。
防具と武器を脱ぎ、ご近所さんに挨拶しながら食材を買いに行く主人公。息子とかくれんぼするナタカス。ダリウスはフードを脱ぎ、すっかり孫にデレデレ。
そんな平穏な生活は、結社の襲撃により終わりを迎えます。
ダリウスが敵を引きとめて、3人が逃げる時間稼ぎをするつもりでしたが、カサンドラは引き返してダリウスに加勢。その間にナタカスは息子をかばって命を落としてしまう。
ナタカス・・・うん、良い人だったよ・・・。
■ダリウス
『オリジンズ』プレイ済みならご存知のとおり、初めてアサシンブレードを使用した伝説の人物。『2』でも彼の像が登場していました。
(ヒドゥンブレードって腕の外側につけるものだったの!?ということは、バエクさんは間違って逆に装着してたってこと!?えぇー!?)
常にフードを被り、多くを語らず、あっという間に姿を消す。これぞアサシンというキャラ。
エピソード1の終盤では、彼の過去が明らかになります。ペルシアの暗殺者で、本当の名はアルタバノス。結社の支配を止めるべく、暴君クセルクセス王を暗殺するも、仲間の裏切りに遭い、結社から追われる身となってしまう。
それ以来、ナタカスと共に逃亡生活を送っている。
ダリウスがイーグルダイブする場面は、アサクリファンには嬉しい演出。それを見たカサンドラが「もっと高いところからやったことあるぞ」とマウントとってて面白かったです。
エピソード3のラスボスは、ダリウスと共闘です。
おじいちゃんとは思えないほど華麗な技を決めていてビックリしました。ダリウスは何歳なんだ!?
かつて同志だったラスボスも、ペルシアの今後を考えて結社と手を組むことにしたんですよね。ダリウスとは目指す道が違えど、望みは同じ。
「結社は思想だから、決して止めることはできない」と言うラスボスに対して、ダリウスが語った言葉は、まさにアサシンという感じでした。
(ダリウスかっこよかった~)
そうして、ワシ使いの血とアサシンの知識と意志を受け継いだ子孫が、やがて『オリジンズ』に繋がるという演出はよかったです!
子孫のアヤが、バエクさんと共に結社と戦うことになるんだから、胸アツ!!!
アサクリの「血脈」って重要ですね。ワシ使いの繋がりが知れて、アサクリファンにとっては嬉しいDLCでした。
その反面、アサクリにRPG要素いるか??むしろ、なくてもいいよね・・・という印象が強くなってしまいました(;´・ω・)
DLCクリア後、家族のエンディング…
その後、本編を進めて家族のエンディングを見ました。1周目は家族全員集合エンドでクリアしたので、2周目は真逆の超絶バッドエンドに挑戦してみたところ・・・。
「私は、ずっと家族がほしかったんだ」
1周目では何とも思っていなかったセリフ。バラバラになった家族を修復したいんだろうと、普通に捉えていました。
DLCクリア後だと、ナタカスの存在がチラつく。不思議。ナタカスに興味なかったのに・・・。
超絶バッドエンドの衝撃は、普通にプレイしていても重いけど、DLCの結末を見た後だと、さらに重くなる・・・。カサンドラの精神ダメージを考えるとね。
ここまでプレイして、DLCの面白さとナタカスの魅力が分かった気がしました( ´・ᵕ・ )
次はもう1つのDLCの感想を書きたいと思います。
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