アサクリ3について長々と書きました。
【情報元:doope様】
続報:Ubisoft設立30周年を祝うPC版「Assassin’s Creed III」の無料配信がスタート
http://doope.jp/2016/1260535.html
1月4日まで無料配信中だそうです。
PC版ですが日本語化は可能です。やり方はググってください。自己責任で。。。
アサクリシリーズって結局やる事は同じでしょ、と思っていたら大間違い!!3はそんなことなかった!とても面白くて睡眠時間を削ってプレイしちゃってます。
大作を無料配信とはすげええええ( ゚∀゚)
●木登りが楽しい、探索も
主人公コナーくんは樹木や岩をスルスルと登っていく。狩りも得意。
大自然の中を駆け回るのが楽しい。動物も可愛いし。
エサをあげたりできます。
わんこナデナデ。(夜で真っ暗だったので明るさ等画像加工してます)
狩りで集めた皮などは輸送隊や船を使って売る事ができます。熊の毛皮とビーバーの毛皮が良いお値段で売れる(´ω`)
お金が貯まったらアキーラ号を改造して海戦を楽しもう!!!
収集物もたくさんあります。
街の随所にふよふよ浮いている紙切れ(年鑑)。近づくと飛んでいってしまうので回収するのにコツが必要ですが、集められるとなんか嬉しい。紙切れの束で発明品を作れるようになりますが、本編とは関係ないので収集物にチャレンジしたい人向け。
前作に引き続き羽根集めもありますよ!全て集めると新衣装が解禁されます。
マップの随所に「ペグ・レッグのお宝」があり、それを集めて爺さんに持っていくと「宝の地図」の場所を教えてくれます。宝の地図を全部集めた時、そこに何が眠っているのか・・・!?
宝の地図探しはまるでトゥームレイダーのよう。
とても短いダンジョンなのですが、本編とは雰囲気がガラっと変わって面白いです。
地下トンネルをぐるぐる探索するのも楽しかったし、探検クラブの怪しい噂を解明したり(タカの眼で捜査する感じ)、拳闘クラブでトーナメントに参加したり、各クラブのチャレンジに挑戦したり、やれる事がたーくさんあります。
1本のゲームソフトをじっくり長く遊びたい!という人にピッタリだと思います。
ただ、鍵開けがえげつないレベルで面倒くさい。チュートリアルはあっさり開くわりに他の宝箱は全然開けられないので最初はどうしたらいいのか分かりませんでした。
左スティックをガチっとハマる角度で固定し、右スティックも角度を確かめたら顎を使って固定して右手でボタンをひたすら連打してました。
解放ミッションをクリアすると鍵が手に入ると知ったのはだいぶ後・・・。でも鍵開けしないで済む方法もあるので良かったです。
(『シンジケート』のピッキングが速いのには理由があったんですね・・・)
●不完全なビューポイント
今作はビューポイントでマップに載る範囲が限られています。あとは歩いてマップを埋めるしかないんです。
(高い建物あんまり無いですから、しょうがない)
一部のミッションも近くを通らないとマップに表示されません。
無理やり歩き回る必要はありませんが、なんかスッキリしない。もしかしたら見落としたミッションがあるかもしれないって気がかりが。
●戦闘が気持ちいい
アサブレでズバズバズバッと連続攻撃(ダブルカウンター)とか、
鈍器をぶんぶん振り回して重い一撃をお見舞いする、
短剣で素早く切り刻む、
壁やオブジェクトを利用したカウンターなど。
キルストリークが決まった時が最高です。
『シンジケート』のようなスタイリッシュで優雅な戦闘もいいですが、『3』のようなパワフルな戦闘も気持ちいいですね~。
アサブレで飛びかかるのカッコイイ。
船上での戦闘もあるよ!
ボストン中央区で戦闘しまくっていたら、無限湧きかってくらい兵が出てきて楽しかったです。警戒度MAXだとそうなるんでしょうか。
そろそろミッションに戻るかーって時に、いざ逃げようとするとしつこく追ってくるんです。隠れても無駄。これは非常に面倒くさい。うーん、無闇に暴れるのはよくないという事でしょうか。アサシンなんだから当たり前か。
ただし悪い噂システムと警戒度の下げ方はシンプルになりました。手配書がマップに表示されなくなりましたが、大通りを適当にうろついていれば見つけられます。
●アサクリシリーズ経験者向け
システム面の細かい説明は省かれているので、アサクリシリーズ未プレイの人がいきなり『3』からやるのはちょっと厳しいかも。
例えば、装備変更。前作と同じく拠点に購入した武器が飾られており、そこで変更できるのですが特に説明はありません。
弟子システムも説明もちょこっと表示されるだけ。
現代編も『リベレーション』の続きから開始しますし、今作のテーマのひとつである”父と息子”の関係も『リベレーション』でデズモンドの生い立ち(一人称視点のパズルのやつ)を聞いていないと分からないかも。
フルシンクロ条件も厳しめ。しかもチェックポイントごとに条件が追加されていくので、初見でフルシンクロを極めるのは厳しい。やり込みしたい人向け、そしてアサクリシリーズに慣れたプレイヤー向けです。
しかしながら「見つかったらアウトだし誰も殺しちゃダメ」とか「複雑な構造で敵も多数出現するダンジョンを〇分以内にクリアしろ」とかいう鬼畜な条件はありませんので、繰り返し頑張ればフルシンクロ達成できますね。
ターゲットとの追いかけっこで「人を押しのけたらアウト」という条件を提示された時は( ;゚Д゚)はぁ!?と思いましたけど、やってみたら案外うまくいきました。
海洋ミッションだったかな、いくつか難しいフルシンクロ条件があります。確実にプレイヤーの心を折りにきている・・・。
【ここから本編のネタバレがありますのでご注意ください】
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●バグが多い
ショーンが独立戦争の話をしながら奈落の底に落ちていった時は笑いが止まりませんでした(上の画像)。思わずショーーーーンwwwwと叫んでしまった。
キャラクターの動作が不安定です。兵を引きずり落とす時とか異次元な動きになります。
進行に関しては、ミッション開始時に一度フリーズした、ターゲットがオブジェクトに挟まって倒せなかった、以外は問題ありませんでした。
●主人公コナー/ラドンハゲードンについて
イギリスとアメリカの歴史に詳しくないので(というか頭悪いので)独立戦争の話があまり理解できておりません。Fallout4と同じくボストンが舞台だな~ぐらいの認識。
しかも主人公コナーくんの背景が複雑なんですよ。
コナーくんがアサシンに入るまで
・1756年、アメリカ先住民モホーク族の母とイギリス人の父の間に生まれる
・両親は別れたらしく、母親の部族で暮らす
(別れた理由は明言されていませんが、おそらく父親がテンプル騎士団の任務を優先するあまりすれ違いになった?)
・幼少期。英語ペラペラなのもあってイギリス人に絡まれる。「時代が変わりつつあるのに、汚らわしい」とボロクソに言われた挙句「族長に例のモノを差し出せと伝えろ」と離される
・村に戻ると火の海に。逃げ遅れた母親が死亡する
・日々増えていく白人を見ては村の将来を心配する少年期
・族長から「我々は聖なる土地を代々守ってきた。だから他の部族のように戦いに参加せず、ここに留まっている」という話を聞き、何も行動を起こさない事に怒りを露わにする
・族長にエデンの秘宝を渡され、ジュノー(コナーくんは妖精だと思っていた)と会話する。お告げを自分の使命だと思う
・旅立ち。お告げの印(アサシン教団のマーク)を探す
・北アメリカのアサシン教団は衰退しており、隠居生活を送る元アサシンのアキレスに弟子入りすることに
・アキレスからテンプル騎士団の話など聞く。父ヘイザム・ケンウェイは騎士団のリーダー、その右腕は幼少期に自分を侮辱し村を焼いたイギリス人、チャールズ・リーであった!
もうこの時点で複雑なのですが(;´・_・`)
イギリスとアメリカ、王党派と愛国派と先住民、テンプラーとアサシン、父と息子・・・。
自由の国とは。
しかしコナーくんの意志は揺るがない。
敵・味方双方から「理想を追うお子様」「蝶々をおっかけてるガキ」「世間知らず」「無知」とか言われまくってても絶対に揺らがない!
人々の自由の為、部族の未来の為、アメリカの独立を!!テンプル騎士団の支配に終止符を!!
それが自分に課せられた使命なんだと。
主人公ゆえにブレる事を許されないというか、そんな呪縛さえ感じる。
敵側のテンプル騎士団は時代を先読みしている優れた人材ばかりなので、コナーくんが分らず屋のお子様という図式が強調されているし。
そして父ヘイザムの登場ですよ。
殺すか殺されるかの瀬戸際にも関わらず、普通に「父さん」とか呼んでビックリした。
母親から話は聞いていたんだろうけど、ずーーーと会っていなかったわけだし、敵側のリーダーなのに・・・コナーくんは素直だなぁ。
ヘイザムも息子の存在は知っていたようですし(この辺がハッキリとしませんが)、ピンとくるもんがあったのでしょうか。コナーくんと一時的に手を組むことに。あわよくばテンプル騎士団に引き込もうと考えている素振りもみせる。
コナーくんも和解しようと気持ちが傾くのだが・・・。
母ちゃんの死について嘘つかれていたら、信じられないよなー。
父と決別してからはアキレスの教え通り、テンプル騎士団を暗殺していく。
様々なレビューを読んでみてもコナーくんの評価は分かれています。
主人公の人柄がすごく良くて強くて行動力もあるのに、やった事がほぼ全部報われない物語って、主人公と一線引きたくなりませんか。感情移入すると自分がツライ思いをするから、逆に引き離して考えてしまう。
(調べたら「認知的不協和」というらしいっす)
コナーくんは作中でも「理想を追うお子様」「蝶々をおっかけてるガキ」「世間知らず」「無知」とか言われまくってますが(2度も書いちゃった)、複雑な背景があるって事も少し考慮してほしいと思います。
コナーくんが好きなのでどうしても書いておきたかった。
(ちなみに一番好きな所は肩幅です)
で、なんでこんなに複雑なストーリーなのか。
現代編のデズモンドが究極の選択をしなければならない。その前にテンプル騎士団も決して間違っているわけではないよっていうエピソードを見せたかったのかな?
(ますますコナーくんの立つ瀬が・・・)
現代編とマッチしているテーマは良かったです。父と息子の関係、アサシン教団からテンプル騎士団に寝返った人物の話など。
「歴史を作るのは勝者さ」ショーンの皮肉めいた解説も。
北アメリカのアサシン教団が衰退した理由は『ローグ』をやれば分かるようです。『ローグ』もやりたくなったし、コナーのお祖父さんが登場する『4』もやりたくなりました。
お、steamウィンターセール中じゃないですか!!バンドル買おう。
自己紹介
あおは さき
ストーリー・世界観を楽しむことに重きを置くゆるゲーマー。RPGが大好物。
YouTubeにプレイ動画も投稿中。
YouTubeチャンネルはこちら
詳しくは「このブログについて」をご覧ください。
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