面白かったです!面白すぎて一気にプレイしてしまいました!
このDLCをプレイしたら、ジョニーが少し好きになりました。
興奮冷めやらぬうちに感想を書きます。まだ全てのエンディングを見ていない状態ですので、情報が欠けていたり、まとまりのない内容になってしまうかと思いますが。
プレイ環境はsteam版、バージョン2.0です。
私は全クリした1周目のセーブデータでDLCを始めました。そしたら他の依頼の話題とか出てきたりしたので、ある程度メインとサイドジョブを進めたデータの方が会話が増えて、いいんじゃないかと思います。
クリア時間は約30時間でした。メインクエストのエンディングも見て、ハンズの依頼も全部こなして、車両配達や物資投下もそれなりにこなしました。
ほぼ全てのクエストに選択肢があったんじゃないかと思います。誰を信用するか、どこまで請け負うか、会話を切り上げて銃を取り出してしまうか、真実を伝えるか嘘をつくか、といった選択の自由度が高くて楽しかったです。
⚠以下、ネタバレ注意
この先、ネタバレ全開です!未プレイの方は読まないでください!
ネタバレを見ずにプレイした方が絶対に面白いですよ!
・この先、ネタバレ全開です!未プレイの方は読まないでください!
ネタバレを見ずにプレイした方が絶対に面白いですよ!
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バグ・不満点
- 一部の音声がこもって聞こえる気がします
- 「HI HO SIVER LINING/シルバーライニング」でハンズと会った時、彼の声がホロのエフェクトかかってました
- 「FIRESTARTER/着火剤」完了後、ホロコールが開けなくなりました(ゲーム再起動で直った)
- たぶん「RUN THIS TOWN/俺が王様」だったと思うのですが、変装を解いた後に走れなくなりました(ゲーム再起動で直った)
- 「FOUR SCORE AND SEVEN/自由の精神」でリードから連絡がこなくて進行しません。数日待機したのですがダメ。どうやったら連絡くるんでしょうか?
- 「FOUR SCORE AND SEVEN/自由の精神」まで進めたセーブデータで、NCPDを攻撃しても手配度が一切つかなくなってしまいました
- 入手しそびれたアイコニック武器を販売する店が登場しますが、私が一番欲しいDOOM DOOMは売り出されていませんでした…。ニューゲームから始めないと、全てのアイコニック武器が並ばないのかな?
- 車両配達の制限時間、シビアじゃないですか?私が下手なだけなのか分からないのですが、いつもギリギリ間に合いません。間に合わなくても完了できるからいいですけど
- とある研究施設のメカから逃げるやつ……。二度とやりたくない😡
リードが急に銃を持ち出してビックリしました!ここは銃禁止エリアだから余計に!
軌道ステーションに来たタケムラと同じ現象だったので、笑ってしまいました。
(タケムラのことは、本編のネタバレ感想記事に書いてます)
不満点は上記に挙げた部分だけです。全体的に、特にストーリーが面白かったです。演出も素晴らしくて、好きなシーンがたくさんあります。思わず見入ってしまうシーンもありました。
分岐について
神経マトリックスのアクセスコードを入力する時にシナリオ分岐。
ソミと一緒に逃げるか(ソミルート)
リードを信じてICEブレーカーを仕込むか(リードルート)の2択。
どちらのルートも最終的に2種類のエンディングに分岐する感じですかね。
ソミについて
FIA(連邦情報局)所属のネットランナー。コードネーム"ソングバード"
19歳の時、ミリテクのデータ要塞にハッキングを仕掛けたのをきっかけに、FIAエージェントのリードが自宅にやってきて、FIAに入るか逮捕されるかの2択を迫られた。
半ば選択の余地なくFIAに入ったので、「リードにスカウトされた日に自分は死んだ」と語っている。国とマイヤーズ大統領への忠誠心はあまり高くない模様。
FIAの技術と政府の権限を持ったソミは、誰も手出しできない凄腕ネットランナーとなった。
しかし、大統領に指示された極秘任務の影響で時限爆弾を抱える身になってしまった。
時限爆弾のせいで時々自制が出来なくなったり、子供の頃の記憶が薄れてきていたり、自分が自分でなくなる恐怖に苛まれている。
度重なる極秘任務の影響で現在はクロームだらけ。サイボーグ化している。
7年前に大統領命令でリードを裏切って死の淵に追いやったことを後悔し続けている。
リードが現在も国に仕えていると知った時は、「何の意味もないのにしがみついてるだけ」と失望をにじませていた。
FIAと大統領に人生を奪われる前に、ソミはどんな手段を使ってでも自由になるつもりだ。
Vとソミは共通点がある。時限爆弾に侵食されかけていること、爆弾を治すには互いの協力が必要であること、生き延びたいと願っていること。
しかし、ソミの時限爆弾は世界を揺るがすほど危険なものだ。FIAに引き渡すか、それともソミと一緒に逃亡して治療するか……。
ソロモン・リードについて
FIAのスパイ。ソミの直属の上官。
7年前の統一戦争末期、リードはナイトシティで諜報網を築く任務についていた。新合衆国の敗戦が濃厚になると、大統領は諜報網の解体を指示。リードは街を脱出すべく、ソミの誘導に従って列車に乗り込むが、待ち受けていたアラサカの刺客に襲撃される。
この罠はFIAによって仕組まれたものだった。FIAは"停戦の贈り物"としてリードをアラサカに売り、スケープゴートに仕立て上げたのだ。リードを罠に誘導する役目を担ったのは、ソミだった。
(列車のシーンは公式動画で見れます!)
襲撃を生き延びたリードは、ドッグタウンに身を潜め、"スリーパー"エージェントとなった。FIAに売られたものの、停戦のために必要な犠牲だったと受け入れ、国への忠誠心が揺らぐことはなかった。
そして現在、ドッグタウンに大統領専用機が墜落。リードに呼び出しがかかった。
しばらくVと行動を共にするが、巧みな交渉術で相手を従わせ、不要になったら即排除する冷徹なスパイの側面を見せられる。リードはVに対しても「ソミを助けて、お前にも治療を受けさせる」と約束するが……。
大義と友情を天秤にかけたら、大義を選びそうな男。
7年間ソミとアレックスに一度も連絡をとらなかったのも、友情より大義を選んだからだと思う。
その間にソミは"兵器"の道具として大統領に追い込まれていたと発覚し、リードは自責の念に駆られる。
それと同時に、大統領がソミを追い込んだ極秘任務の存在も判明する。このことがリークされたら、大統領は終わりだ。大統領がソミの確保をリードに命じたのは、極秘任務が表沙汰になったらまずいからだ。
Vとソミが時限爆弾で人生が危ないってんなら、リードもある意味で人生の崖っぷちに立たされている。ソミを確保できなければ、大統領はリードに見切りをつけるかもしれない。人生を国に捧げてきた彼にとって、それは人生そのものを失うことになる。
リードがソミを追う目的は、国への忠誠のためか、友情のためか……。
1周目でたどり着いたエンディング
以下、結末のネタバレがあります。ご注意ください!
私はソミルートを選びました。理由は、リードのICEブレーカーはソミに効かないと思ったのと、Vの治療を第一に考えたら、ソミを頼る方がいいと思ったから。
ソミは生き延びて自由を得るためなら、FIAを敵に回し、かつての仲間を見捨てることも厭わず、どんな犠牲が出ても突き進むつもりです。敵だったら最悪な相手ですが、同じ目的を持つ味方だったらどうでしょう。Vも見捨てられる可能性はあるかもしれませんが、一か八か賭けてみたくなりました。
あと、ソミを引き渡して大統領の計画が思い通りになるのが嫌だったっていうのも少しある。
(むしろ大統領に恩を売った方が、コーポVっぽくて一番いいのかもしれないけど)
スタジアムから逃走した後、リードからホロがかかってきます。Vが「投降はしない」と言ったら、リードは「紺碧プラザでウェルズにもそう言ったのか」と、ジャッキーを引き合いに出したんです!Vは無言……。
その話だけはVに言ってはいけないんだよ……やめてくれよ……。
リード、敵側に回ると饒舌になるじゃん。スーパースパイの交渉術……。
最初、ソミから計画を聞いた時はこう言っていました。
「とある闇クリニックで、神経マトリックスのAIから治療に使うプロトタイプを作り、私で実験を行う。その後でVに連絡する」
逃走からしばらく経った後、ソミは改めて計画の詳細を教えてくれました。とある闇クリニックは、月にあるそうです。月へのフライトは、目が青くてスーツを着たプロキシが手配してくれたそうです。間違いなくミスター・ブルーアイズですね。
Vが「私も一緒に月に行く」と言ったら、1人分の席しか確保できなかったからと断られてしまいました。
月、一緒に行けないだって?『エッジランナーズ』思い出すじゃないか😭
というわけで、ナイトシティ国際宇宙空港へ。新エリアです。
ここはジェットコースターみたいな展開でした。スパイスリラーのクライマックス!という感じ。
やっとの思いでシャトル行きのリニアに乗った後、ソミが「このまま目覚めなければいいのに」とつぶやいて、呆れてしまった。ここまで来て、それ言うか……。
【追記10/8】海外プレイヤーの動画で知ったのですが、ミスター・ブルーアイズらしき人物がリニアを見送っていたようです。もう一度プレイしてみたら、いました!どんだけ作り込まれてるんだ!【追記ここまで】
基本的にソミは自分本位なんですよね。だからリードが7年前の裏切りを未だに許していないと思い込んでる。ソミ自身がリードを恨んでいるから、そういう見方になってる。
リードは許してる(許すも何も、最初から恨んでいなかったんだけど)と伝えて、ソミを励まし続けました。
すると、ソミは真実を明かしてしまったんです。
やっぱりそうきましたか。ある意味で裏切らない展開。
黙って月に行けば勝ち逃げできたものを。
良心の呵責というより、罪悪感に耐え切れなくなって思わず漏らしたんだろうなと私は感じました。
ここでラストの分岐「ソミを宇宙に送る」か「リードに連絡する」か出ます。ここでプレイヤーが選択できるのがいいですね~!
さらにこの後、もう一度選択を選び直す機会があります。
私はソミを宇宙に送りました。ここで見捨てたらソミのこと責められないと思ったし、ソミの時限爆弾はとても危険だから治した方がいいと思って。
私の初見プレイは月エンドとなりました。月エンドって名称でいいのかな?
実績は『ワンドのキング』、ミスティによると新たな機会、あるいは古い慣習との決別を意味するタロットで、時には無慈悲になることもあるとか。
ソミに騙されて最後までいいように使われてしまったけども、終わり方はさっぱりしててよかったです。空港は大惨事ですけど…。
新合衆国と大統領の計画をぶち壊して、時限爆弾で不安定になったネットランナーを月で治療できたはずだし。
ジョニー&V「別の方法を探さないとね」って、スッと本編に戻るのも自然でした。
DLCで改めてジョニーの良さを発見できた気がします。少し好きになりました。
別の選択肢を見てみた
リニアに乗った後のオートセーブをロードして、「リードに電話する」を選んでみました。
「今さら寝返る気になったか」と鼻で笑われましたが、ソミから聞いた真実を伝えると、「なるほど。ソミと引き換えにお前を治療する、それでいいな?」と直ぐに取引成立。
後日、治療の内容を聞いた後で改めてリードに連絡すると、塔エンドです。
ジョニーとの最後の会話、泣きそうになりました。ジョニーが初めてVを本名で呼んだ気がします。
塔エンドは……胸が締めつけられるエンディングでした。
最初の弱い新米傭兵Vからプレイして、ジョニーと散々言い争いして、数々の激戦と修羅場をくぐってエッジランナーになって、他のエンディングを見た後だから虚無感がすごい。
私はコーポ出身Vだったので、真っ先に解雇された時を思い出しました。
サイバネティクスを停止され、名誉も財産も自宅も何もかも失った時です。
あの時は隣に親友ジャッキーがいました。
今はもう、Vの隣には誰もいません。
ミスティが弾丸のネックレスをくれた時、「生きている限り、希望はある」と励ましてくれました。
そんなミスティも現在は「あのネックレスはもう必要ないから」と言い残して、新天地へ旅立っていきました。
これまでの夢、過去、価値観は手離して、新しい道を生きるんです。
そうしてVは群集の中に消えて、その他大勢の1人になるのでした。
ナイトシティ基準で考えたら奇跡に近いエンディングでしょう。生き延びて、新たなスタート地点に立てたのですから!
でも、私はどうしようもない虚無感を抱いてしまいました。
デスクターの言葉「凡人として平穏な生涯を過ごすか、名を上げて華々しく早死にするか」が、ここにきて響いてくるとは…。
あの時、Vは「この街に凡人の居場所はない」と言いました。
ですから、Vはいずれナイトシティを出るんじゃないかなぁと思います。
リードが「ラングレーで就職先を手配するぞ」と申し出てくれたのは意外でした。ここまで義理堅い人だったとは。
義理というか、これまでの暮らしに戻れないVを哀れに思ったのかもしれませんが。
リードは戻れたけど、Vは戻れなかったですからね。あと、他にも事情がありそうな雰囲気を感じましたけど。
今後、Vはラングレーで事務員として就職するんですかね。事務職ってのも悪くないはずなんだけど、ジョニーと言い争っていた日々を思い出すと泣きたくなる…。コーポVだったから余計に。
結局ソミはどうなったのかは語られず。Vに知る権限はありませんからね。
新合衆国はソミを利用してソウルキラー級の兵器を作り出したのでしょうか。
ナイトシティの方はアラサカが撤退して、ミリテクの勢力が増しているので、新合衆国に併合される日も近いのかもしれません。マイヤーズは目標達成のためならどんな手段でも使いますから。
エンドロールでタケムラが登場して笑ってしまった。ワシントンでレリックを除去したって知ったら、どんな顔をするんだろう。
あと「Never Fade Away」は流れませんでした。
1.5周目:別のルートを選んでみた
神経マトリックスのところからロードして、リードルートをやってみました。
リードルートは、ソミの時限爆弾に関するストーリーなので、核心部分のネタバレになってしまいます。ご注意ください!
ソミの時限爆弾はブラックウォールです。大統領の極秘命令で幾度もブラックウォールを利用していました。Vのレリックをブリーチできたのも、ブラックウォールのプロトコルで接続したからです。
リードのICEブレーカーは効果がありました!疑ってすまん!
しかし、キレたソミはブラックウォールを越えて、壁の向こう側のデーモン(不良AIの攻撃)をまき散らしながら大暴走してしまいます。Vもデーモンを食らいましたが、レリックのおかげで一命をとりとめた模様。
この後、カート・ハンセン戦。こちらのルートだとハンセンはVが対処するんですね。
ソミを追跡するために知り合いのネットランナーに頼むところで、私はサンドラ・ドーセットにホロコールしてみたら、マジで頼めました。セリフもしっかり用意されていて驚きました!アフターライフのニックスとかにも頼めるのかな。こういうの嬉しい。
逃亡したソミは、パシフィカの地下深くにあるサイノシュア・プロジェクトの研究施設に向かいました。
サイノシュア・プロジェクトとは、2020年頃のDataKrash以前に行われていた、新合衆国とミリテクの共同研究で、ソウルキラーに対抗する兵器開発を目的としていました。不良AIを使って"ミリテクのソウルキラー版"みたいなやつを作ろうとしていたわけです。
ソミが向かった研究施設は、ネットランナーがネットの深淵にダイブして不良AIを手懐けようとしていた施設らしい。不良AIと接触したネットランナーはシナプスが焼けるほどの負荷がかかるので、負荷を軽減する装置とかも備わっていたりします(神経接続スタビライザー)
あと、AIサポートの戦闘用インプラントも作っていたようで、アクセスコードが必要な部屋に設計図(ミリテク カント MK.6)がありました。これを装着すると、ブラックウォールのデーモンを打てるようになるんですけど、叫び声怖すぎ。
ブラックウォールに触れた人は、ああなってしまうんでしょうね。幾度も接触できたソミが、いかに特殊なネットランナーだったことか。大統領が簡単に手放さないはずです。
(アニメ『エッジランナーズ』のあの方も、ブラックウォールを越えようとして叫び声を上げながら絶命した仲間達を間近で見たんだから、そりゃ全力で逃げ出すわ)
(ソミも出来ることなら早く逃げ出したかっただろうに…)
アレとのかくれんぼシーンも、ブラックウォールに触れる恐怖の疑似体験でしょう。意図は分かるんだけど、ゲーム性としては無理……。焦っちゃってターミナルの文章とか読めませんでした。スクショしておいて後で読みました。
ソミがここに来たのは、たぶんブラックウォールのAIに操られていたんだと思います。もし外部に不良AIが流出したら、第二のDataKrashになりそうだし、ソミを止めなければなりません。
コアを停止させたら、最後の選択肢。「ソミの要望に応える」か「リードを待つ」か。
私はソミの要望に応えるを選びました。これはソミもリードも報われないエンディングですね。塔エンドを見た後だとVにとっても失うモノが大きすぎると思うし。個人的にはバッドエンドかなぁと思いました。
実績は『カップのキング』、ミスティによると2つの意味があって、1つは理解と心の調和、もう1つは人を操ることと魂の危機。
大統領にとってFIAエージェントは捨て駒同然。なのに相変わらずリードは仕え続けてる。ソミが失望した気持ちも分かりました。
後日、リードから連絡が来るらしいんですけど、いつまで経ってもこないので、ここでプレイを止めて感想記事を書くことにしました。なので、まだ全てのエンディングは見ていません。
まとめ
面白かったー!
ソミルートは最後までスパイスリラーを楽しめました。
リードルートは政府の極秘研究が明らかになる面白さがありました。しかし、アレから逃げるところがね……アレだけは無理。だって別ゲーじゃないですか。逃げるホラー系がやりたいなら、別のゲームやりますから!!アレをスキップするMODが出たら、入れてしまうかも……。
アイコニック武器がたくさん追加されたのは驚きました!
マキガイの新車の名前には笑いました。かわいい。
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