『ドラゴンエイジ:インクイジション(Dragon Age: Inquisition)』のストーリーを振り返ろう!第4回。今回は第3章「高慢がもたらしたもの」~「世界に招いた災厄」まで。
⚠この記事は、本編およびシリーズのネタバレ全開です。ご注意ください!
第1回:プロローグの記事はこちら。
第2回:第1章「その心の中に」までの記事はこちら。
第3回:第2章「邪悪な目と邪悪な心」までの記事はこちら。第3章 1幕:高慢がもたらしたもの
オーレイの支持を得た審問会のもとに、次の教皇選出の話が舞い込みました。候補として名前が挙がっているのは、カサンドラとレリアナです。
主人公が推薦すればヴィヴィエンヌも候補となります。
各教皇候補には隠しパラメータがあって、ストーリーの節目で選んだ分岐によってポイントが変動し、最終的に一番ポイントが高い人が教皇になるそうです(wiki調べ)
エンディング直前になるまで誰が教皇になるか分かりません。
教皇選出で気になる点は、サークルの監視体制の問題ですよね。3人の方針は以下のとおり。
カサンドラ:サークルに自治権を持たせる。テンプル騎士団は無実の人々を守る
レリアナ:サークルを正式に解散させる
ヴィヴィ:ヴィヴィ監修のもとサークル存続、テンプル騎士団再建
さて、モリガンがスカイホールドにやってきました。息子キーランと一緒に!
親になったモリガン、丸くなったなぁ~!!!
息子に関する話は引継ぎ内容によって大きく変わります。デフォルトだと息子はいない設定だったと思います。
この辺の話は1作目の超ネタバレになってしまうので、どこまで書くか悩ましいです。
モリガンが息子をもうけたのは、古代神の魂を獲得するための手段だったんですが、現在は息子をとても愛している様子。
ちなみに、私の引継ぎデータでは、キーランの父はアリスターです。
さて、モリガンを交えて戦略会議です。
女帝暗殺計画が失敗したコリちゃんは、ヴェナトリを引き連れて南のアーバー荒野に移動したそうです。
レリアナの情報によると、コリちゃんは古代エルフの遺跡を荒らしまわって、何かを探しているようです。モリガンは「エルヴィアンを探しているのだろう」と言います。
エルヴィアンとは何なのか、モリガンが見せてくれました。わざわざスカイホールドに持ってきたの!?
エルヴィアンは一見すると巨大な鏡ですが、魔法を込めると扉になります。
古代エルフは道を残さず、遺跡間の移動はエルヴィアンを使っており、どんなに長距離でも一瞬で到着できました。どこでもドアみたいですね。
現在はほとんどのエルヴィアンは破壊されたか、鍵がかかっていて使用不可だそうです。
モリガンが実際にエルヴィアンを開いて審問官を連れてきたのは、クロスロードといってエルヴィアンの全ての道が繋がる場所です。
ここは現実世界とフェイドの狭間です。強力な魔道士ならば、ここから生身でフェイドに入る穴を開けられるらしく、コリちゃんの目的はここに来ることじゃないかとモリガンは言います。
アーバー荒野にはエルヴィアンがあるそうです。それ知ってるなら最初に言ってや…。
同盟軍と連携してアーバー荒野に突入します。
斥候によると、コリちゃんは北の遺跡に向かったようです。モリガンは「そこがミサールの神殿だわ」と言います。それ知ってるなら最初に言ってや…。
急いで神殿の入口に向かうと、神殿の守護者とコリちゃんが戦っていました。
コリちゃんの話を盗み聞きしたら、どうやら「悲哀の泉」を探していることが判明。モリガンの見当外れてるじゃないか。どういうことなの!?
神殿の守護者が起動した結界を、コリちゃんは捨て身で破って粉々になってしまいました。それにも関わらず、近くのグレイ・ウォーデンの体内から復活したのです。
おそらくコリちゃんは穢れをとおして魂を移動できるのでしょう。ホークに倒された時も、近くのグレイ・ウォーデンに魂を移して復活したのかもしれません。
ただ、復活にちょっと時間がかかっているようなので、その隙に審問官達はさっさと追い抜きます。あばよコリちゃん。
ヴェナトリのボス、カルパーニアが遺跡に穴をあけて強引に進んでいました。
同じ穴を使えばショートカットできて、儀式を丸ごとスキップできます。私は早く進みたかったので、穴を使いました。
大広間に出たところで、神殿の守護者センチネルのアベラスに止められます。
センチネルは悲哀の泉を守っており、侵入者と戦う時に目覚めるそうです。
「ということは、あなたは古代エルフ?古代テヴィンター大帝国に滅ぼされる前からここにいるのか?」と主人公が聞くと、とんでもない爆弾発言が返ってきます。
アベラス「シェムレン(エルフ語で人間?)は破壊しなかった。我々は互いに争いあったんだ」
テヴィンターは古代エルフを滅ぼしていない、古代エルフの国は内乱で滅んだと言ったのです。歴史の教科書と全然違うんですけど!!
一番動揺したのは、テヴィンター出身のドリアンです。古代エルフに勝利した歴史は、テヴィンター人の武勇伝みたいになってますからね。本当は「内戦で滅んだエルフ帝国の死体漁りをして、自分達が戦って勝ったと捏造した」なんて明かされたら、そりゃあ動揺しますよ。
(この辺の話は、DLC「招かれざる客」で明かされます)
この後、儀式をスキップしたせいかセンチネルと戦闘になってしまいました。カラスに変身したモリガンは、1人でさっさと泉の方に飛んでいきやがりました。
泉の前でカルパーニアと対峙。
カルパーニアは、悲哀の泉の知識と力を得れば、碇なしでフェイドに入れる方法をコリちゃんに提供できると言います。
レリアナのカルパーニア調査クエストを完了していると、コリちゃんは支配の儀式でカルパーニアの自由意志を奪って奴隷にするつもりだと判明するので、
そのことを彼女に伝えると戦闘回避できます。
悲哀の泉ではアベラスとモリガンが対峙していました。泉には古代エルフの英知が集約されているので、アベラスは他の連中に奪われるくらいなら破壊すると言い、
モリガンは古代の知識を埋もれさせるよりコリちゃん打倒のために使った方がいいと主張します。
ソラスも説得しようとするんだけど、アベラスの意思は変わらず。そしたら、モリガンがアベラスを殺してしまいました…。儀式スキップしたせいですよね。
横着して儀式やらなかったら、こんなことになるとは…。
泉の向こうにエルヴィアンがありました。その点ではモリガンが正しかった。あのエルヴィアンの鍵は知識、つまり泉の力だそうです。
ここで主人公が泉を飲むか、モリガンが飲むかを選択します。泉の代償は、ミサールの意志へ永久に縛られること。泉の知識は神官たちの集合意識そのものだからです。なんか飲んだら性格変わったりしそう。
モリガンが飲みたい飲みたい言うもんだから、彼女に飲ませました。
(そういえば、私は1作目でも断れなくて闇の儀式やったしなぁ。モリガンに弱いのかも)
モリガンが泉を飲み干した後になって、コリちゃんが追いつきます。
モリガンがエルヴィアンを開けて脱出しようとした時、泉から女性の精霊らしき姿が現れて、コリちゃんを妨害します。主人公達が脱出した後、謎の精霊がエルヴィアンを破壊して、コリちゃんは通れずに顔面から鏡に激突。危なかったー。
あの女性はミサール?ミサールの魂はまだ消えていないって伏線ですか?
主人公達はスカイホールドのエルヴィアンから帰宅。もちろん、審問会の軍と同盟軍はまだアーバー荒野にいます。主人公達は一足先に帰宅しちゃいました。
この後、作戦室で顧問達に報告するのですが、たぶん顧問達は急いでアーバー荒野から戻ってきたんでしょうかね。
さて、泉を飲んだモリガンは、コリちゃんの倒し方を知りました。コリちゃんはハリー・ポッターの分霊箱みたいに、自分の一部をお供のドラゴンに移していました。
あのドラゴンはアーチデーモンではありません。コリちゃんがレッドリリウムで操っているハイドラゴンですので、主人公達でも倒せます。ドラゴンを倒せば、コリちゃんの魂が他の肉体に移る能力が一時的に途切れるので、その間ならコリちゃんを倒せます。
第3章 2幕:最後の欠片
※このクエストは引継ぎ内容によって大きく異なります。
突然、キーランがエルヴィアンに入って消えてしまい、後を追いかけたモリガンも消えてしまいました。
主人公が捜しに入ると、なんとフェイドに繋がっていました。
モリガン曰く、エルヴィアンをここへ向けるには強大な力が必要とのことですが、まさかフェイドにも行けるなんて!
エルヴィアンって本当にどこでも繋がってるのね…。コリちゃんに奪われなくてよかった。
キーランを呼んだのは、伝説の魔女フレメスでした。1作目以来、約10年ぶりの親子の再会ですね。
息子をとられると思ったモリガンは、母フレメスを攻撃しようとするのですが、泉の力で抑えつけられてしまいました。
モリガン「あなたが…ミサールなの」
なんということでしょう。ずっと正体不明だったフレメスは、ミサールの魂を伴っていたのです。
泉を飲んだ者はミサールの意志に縛られるので、モリガンは永遠にフレメスに逆らえません。これは面白い展開。
フレメスというのは、"荒野の魔女"と呼ばれるチェイスンド人の伝説に出てくる魔女です。
遠い昔、フレメスという人間の魔道士が、恋人のために夫と別れた。別れた夫は恋人を殺してフレメスを監禁した。フレメスは復讐をもちかけた精霊に憑依されて悪鬼に変わり、復讐を果たして荒野に去ったという伝説です。
主人公がその話をすると、フレメスは「その女が私だった」と肯定します。続けてフレメスはこう言います。
「ミサールは私のように裏切られた。彼女は長い年月をかけて私の元に来たんだよ。恨みを晴らしてやるさ」
1作目のネタバレになってしまうので具体的には書きませんが、キーランは古代神の魂をもっています。フレメスの目的はその魂でした。
キーランから目的のモノを貰ったフレメスは、「声に耳を傾けるんだ」と言い残して立ち去りました。
第3章 3幕:世界に招いた災厄
全ての計画を台無しにされたコリちゃんは、聖灰の神殿跡地に戻り、オーブを使って天に穴を開けようとしています。
天に飲み込まれれば自身も無事では済まないのですから、ヤケクソになったとしか思えません。
ドラゴンに変身したモリガンが、レッドリリウムドラゴンに傷を負わせて地上に降ろします。
そこへ主人公達が一斉攻撃を加えて、ドラゴンを倒します。
そして、主人公がコリちゃんからオーブを奪い、天の亀裂を閉じて、コリちゃんを粉々にしてフェイドに送りました。
最後にコリちゃんがデュマトに助けを求めていましたが、そういえばコリちゃんは古代テヴィンターの賢者だった時にデュマトを信奉する教派に所属していたんですよね。
壊れたオーブを見たソラスは、珍しく取り乱します。
主人公は仲間と合流しますが、そこにソラスの姿はありませんでした。
本編エンディング
私のエンディングはこのようになりました。
- セリーンとブリアナ和解。オーレイは再生したが、この同盟はいつまで続くか不明
- 南部のグレイ・ウォーデンは本部と関係を絶った。ホークは消息不明
- 教皇はカサンドラ。人気はあるが、改革を行き過ぎと見る者もいる
- テンプル騎士団は、カレンの指揮下で審問会に留まった
スタッフクレジット後のシーンは、審問会を去ったソラスがフレメスと再会し、フレメス(ミサール)の力を吸収したような描写でした。この謎は、DLC「招かれざる客」で明かされます。
第3章:補足
ミサールとは
古代エルフの神。正義の神、太陽と大地の守護者、過保護で攻撃的な母とも。
他の神々と同じく、戦慄のオオカミに騙されて、フェイドを越えた地に追放されたと伝えられている。
真実はDLC「招かれざる客」で明かされる。
フレメスとは
伝説の魔女。モリガンの母。初登場時の母娘関係は良好で、フェレルデン南部のコーカリ荒野で暮らしていました。
しかし、モリガンの個人クエストでフレメスの長寿の秘密が判明して、母娘関係は崩壊しました。
フレメスは育てた娘の肉体を乗っ取って長生きしていたんです。
DAO、DA2の主人公が窮地に陥った時、ドラゴンに変身して助けに入ったことがあります。
今作でフレメスとはお別れなのでしょうか。寂しいなぁ。
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