全クリしたので感想文を。
●大まかなレビュー
総合評価は 7 /10 です。
クリア後の総シンクロ率は97%、プレイ時間は約60時間です。
アサクリシリーズは初代とエツィオ三部作(2、BH、リベ)をプレイ済みです。
良かった部分
1.景観、グラフィック(歩くだけでワクワクする)
2.移動手段が複数ある(徒歩、ロープランチャー、馬車、ファストトラベル)
3.ステルス要素(攻略ルートが複数あるミッションあり)
4.BGM
5.個性的な主人公2人(メニュー画面でいつでも切替可能、経験値も共有)
微妙な部分
1.ギャングがおまけ的な扱い
2.馬車の戦闘(操作性、負荷によるCTD・フリーズ)
3.主人公2人の武器・スキルは共通のものが多く、差別化が無い
4.フィニッシュムーブが長い(倒した後の硬直も含めて)
5.収集物の多さ(押し花、ビール、絵、オルゴール、宝箱、ヘリックスのバグ)
良くない部分
1.似たようなサブミッションが多い上にメインシナリオも地味
2.ぶつ切りな現代編
●グラフィック設定について
グラボの推奨設定(全体的に高くらい)でプレイしました。NPCが多い場所でも若干fpsが下がる程度で、問題なく遊べました。
しかしミッション中の馬車チェイスは負荷が高いのか、何度かCTDしました(追手の馬車に飛び乗る瞬間にCTDします)
ロード時間は普通です。短くもないし、ウィッチャー3並に長くもない。
●バグについて
結構あります。地味ながらも困りますね・・・。
・まだ購入できない武器が購入&装備できてしまう
⇒ ロード後は何事も無かったように未購入になっている
・闘技場で相手がスタックして試合が詰む
・DLC「最後のマハラジャ」でミッション開始・終了の会話後に操作不能になる
・NPCや馬車が壁にめり込むなど
●歩くだけでも楽しい
『観光ゲー』と言われるアサクリですが、本当に景観が素晴らしいです。
19世紀のロンドンを歩き回れて、馬車で爆走できて、ロープランチャーでピュンピュン飛び回れる。この感動はなかなか得られない!
NPCの仕草も細やかです。新聞売りの少年、港に佇む酔っ払い、記念撮影する男女など。
今作もオプションで観光名所の説明が読めます。
広々とした道路には、様々な馬車が行き来しています。
ビックベンにも登れるし、バッキンガム宮殿の中にも入れます。
煙突の煙で鬱屈とした労働者階級エリア。ロープランチャーで移動も楽しい。
馬車の移動は便利ですが、操作に慣れるまで一苦労。爆走すると楽しい!!レースもあるよ!!
●戦闘はスピーディ
ポコポコ殴ってコンボを稼ぎ、周囲の敵を一網打尽。スタンさせてトドメを刺すのもよし。
個人的にはAC:BHのチャンバラが好きだったので、今作は敵をバッサリ斬る感じが物足りないです。旧作がリアル寄りな動作で、今作はスタイリッシュでよりアクションゲームらしい動作になっています。
ケインソードのフィニッシュムーブはカッコイイ反面、時間がかかるし硬直もあるので中盤以降は使わなくなりました。
最終的に、主人公2人はアップグレードしたククリナイフ(殺傷力が一番高い)を装備してザクザク切り刻むプレイになっちゃいましたね。
戦闘は旧作の方が好きです。
●収集物の多さ
マップを歩き回るのが楽しいゲームなので、収集物は盛り沢山な方が良いような気がしますが・・・実際にやってみると、ちょっと多すぎるかなぁ。
(AC2の羽根100枚と比べたら地図を購入できる分、楽なのですが・・・。しかしながら、羽根は報酬よりストーリーの流れ的に「全部集めたい!!」と思わせる収集物でした)
一番苦労するかもしれないオルゴール(ロンドンの秘密)
オルゴールはゲーム内の店で地図が購入できないのです。ヒントが表示されるので、それを元に自力で探すか、1,000ヘリックス・クレジット(課金)で地図を購入する必要があります。
私は諦めて地図を購入しました。知らぬうちに1,000H貯まってましたので。
( Gold Editionで最初から500貰えて、残り500は「ソーシャルバグ」など回収していたらいつの間にか貯まっていました)
ちなみに、コンプリートすると「イージス」というエヴィー専用の装備を入手できます。
●スニークが必要になる場面多
「ターゲット以外殺すな」というフルシンクロ条件など、序盤からスニークを活用するミッションが登場します。人物説明ではエヴィーがステルス重視、ジェイコブが戦闘重視とありますが、2人共スニーク系のスキルを早めに取っておいて損はないです。
旧作には無かったスニークモード。ずっとこれが欲しかった!
スニーク状態になるとフードを被り、アサシンらしい格好になります。
見晴らしの良い場所でタカの眼を発動しながら、気づかれずに進めそうなルートを考えるのも楽しかったです。今作は乱戦よりステルスミッションが多めです。
敵を連行するミッションもあります。こっそりターゲット以外を片づけておくと楽。
スニークが苦手でも、ヘッドショットで一撃必殺の投げナイフや目くらましの煙幕、同士討ちさせる幻覚ダーツ等のアイテムがありますので大丈夫です。
慣れてくるとアイテムを多少縛らないと、ヌルゲーになってしまうかもしれませんが。
ここからはネタバレがありますのでご注意ください。
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●今作の主人公は双子のアサシン
姉:エヴィー・フライ(海老フライ…)
愛想がよく、気さくでしっかり者。アサシン教団と亡き父の教えに従い、エデンのかけら探しが重要だと考えている。
彼女のミッションはエデンのかけら関連です。
とはいえ、弟ジェイコブの尻拭いに翻弄したり、恋とアサシン稼業の狭間に揺れたりと、エデンのかけら探し以外のエピソードが多かったような・・・。個人的には彼女のミッションをもっと掘り下げて欲しかった。
弟:ジェイコブ・フライ
ユーモアある
ジェイコブの性格は賛否ありそうですが、濃いキャラですね(姉の影が薄くなるくらい)
彼は「ギャングを作ろう!」と息巻くんですが、AC:BHの弟子勧誘・育成システムがあるわけでもなく、おまけ程度の扱いです。お金を消費してアップグレードしていくだけ。
彼のミッションはテンプル騎士団の暗殺関連です。
無鉄砲で後先考えず暗殺していくんですが、結果オーライでした。テンプル騎士団が支配するロンドンで逆転のきっかけを作ったのはジェイコブの行動力の賜物。
(これでバッドエンディングだったら相当ヤバイ主人公になってたかも・・・)
やたらと姉に突っかかっていたジェイコブ。そんな彼が最後、姉に胸の内を打ち明けるシーンはアサクリとは思えないほどほっこりしてしまいました。エヴィーの恋の行方も♪
今作の終わり方、良かったです。
●現代編
断片的でサッパリしない。ついていけない。お手上げ。
エデンの秘宝を探す為にアサシンの記憶を追う、という点は旧作(デズモンド編)と一致していますが、それ以外は分からなかったです。
ラストのアレは・・・【ネタバレにつき反転】
「 ジュノーが肉体を取り戻そうと目論んでいる。(ジュノーは人類の支配を望んでおり、他の先駆者(ミネルヴァ)と意見の相違が生じている。現在はアブスターゴの施設内にいる)」
・・・という事でしょうか。ググりました。
●まとめ
シリーズ未プレイだけど、アサクリに興味がある方にぜひオススメしたい作品。
(シリーズ既プレイの方へ、良くも悪くもいつものアサクリでした)
主人公の切り替えや装備変更、武器のアップデート、そしてギャングの強化まで、メニュー画面でいつでも可能。何度も店などに行く必要がなく、便利です。
今作はスキル制で、エリアごとに推奨レベルがあり、敵にもレベルが設定されています。レベルを基準にして進める事が出来るので、分かりやすい。
フルシンクロ条件も、旧作と比較すると全体的に易しめです。
アサシン教団とテンプル騎士団、双方の思想が分かるストーリーですし、「最も暗い夜(第一次世界大戦)」を進めれば先駆者や賢者の事も大体分かるようになっています。(語り手は回りくどい話し方でお馴染みのジュノーですが)
一番の難点は現代編・・・。短いエピソードのぶつ切りなので、無視してもいいかなぁと思ってしまったり。ラストのアレだけ知っておけばいいかな~。
次回作はもっと進展がある事を願います。プレイするか分からないけれど。
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