【雑記】アサクリ ローグ 感想

2018/03/15 0

Assassin's Creed Series

リマスター版の発売が決定している『アサシンクリード ローグ』ですが、ようやく全クリしましたので感想を書きました。

メインテーマが『2』のアレンジ!!この時点でヤバイ( ;∀;)
https://youtu.be/lmlCudR3JPk


本作は『3』『4 ブラックフラッグ』に続くアメリカ大陸編の最終章です。
シナリオ的には続けてプレイした方がより楽しめますが、システム面は前作と酷似しているので、続けてやると飽きてしまうという歯がゆい作品です。


『3』『4』で散々遊んだ海戦、戦闘(モーションは4と同じ)、大自然の中の探索・・・これらの要素をもう一度遊び直すことになるんですよ。アメリカ大陸編が好きな私でも、さすがに飽きて1年ぐらい積んでしまいました・・・。

1年ほど間をあけて再プレイしたものの、全クリまでに遊んだ時間は30時間でした。
探索等はあんまりしておりません。船の強化も中途半端です。 装備も全く購入せず。
これまでのアサクリシリーズは全クリまでに60時間以上はプレイしていたので、いかに『ローグ』に飽きているかハッキリと分かる数字ではないかと(;・∀・)
(『シンジケート』も感想文を書いた後にDLC2本(切り裂きジャックと凶悪犯罪)をプレイしたりして、結構遊びました)

『ローグ』はただの焼き増しなのかというと、そうでもないんです。
これまでのアサクリシリーズでは絶対に体験できない事がひとつあります。
それはアサシンに狙われる側になる事。


潜伏するアサシンを見つけて、やられる前にやらなくてはならない!
アサシンとして今までやってきた手段を、逆に行使される立場というのは面白かったです。アサクリファンには嬉しい要素。

あと良かった点が「口笛の使いやすさ」です。口笛の効果範囲が表示されて分かりやすくなっていました。

以下、ストーリーの感想のみです。ネタバレしてますので、未プレイの方は見ない方がいいです。










●シェイについて
淡々と進み、唐突に転換期、そして別人のようになる主人公。
初見ではこんな印象でした。

改めて振り返ってみると、それほど急展開ってわけでもないんです。なぜならメインシナリオ自体が短くて、必要最低限の内容にした結果がこうなんだろうなって分かったから。
ある程度の脳内補完が必要なので、初見では唐突に感じてしまったんでしょうね。


初見で唐突に感じた部分というのが、シェイが教団に疑念を抱くタイミング。
振り返ってみると、最初から不満を漏らしているんですよね。 シェイは能力の高さゆえに任される仕事は重要な案件ばかり。しかしいつになっても見習いのひよっこ扱い。かたや幼馴染のリアムはアキレスから頼りにされていて、次の導師候補。
高慢な性格のシェイには不満が募る一方。この時点で教団を一歩引いた視線で見ていたんですよね。
(リアムが興奮気味に「すごいアサシンだぞ」とアドウェールのことを語る場面も、シェイは薄いリアクションでしたしねぇ)


いよいよ独り立ちって時に、任された仕事がよりにもよってエデンのかけら回収
崩壊するリスボンの街並みを見てシェイの怒りは爆発。一方的にアキレスを怒鳴り散らして裏切ることを決めます。アキレスも彼を説得しようとはしませんでした。

初見ではこの場面に違和感ありました。何で話し合わないんだろう?って。
最後のシーンで分かったんですが、そもそもアキレスはシェイの話を信じる気が微塵も無かったんですよね。こんな相手に話し合いなんて無理ですし、説得なんてもってのほかですね。
(自分の目でエデンのかけらを見て初めて「シェイの話は正しかった」とつぶやくアキレスの姿といったら・・・;)

とはいえ、いくらなんでも端折りすぎだと思いました。


で、なんやかんで命からがら教団を脱出した後、介抱してくれた夫婦にテンプル騎士団のマークが入った服を渡されて、普通に着ます。
もうテンプラーの服着ちゃいます。早っ。
これにはビックリしました。
(しかしこの服がとてもかっこいい。雪景色に映える)

心もすっかり教団から離れたのかと思いきや、 ル・シャスール(アサシン)を殺すのをためらうシェイ。結局殺すけど。
教団が毒ガス兵器を計画していると知った時は、ショックを受けながらも瞬時に自分のエアライフルに兵器を装着するシェイ。
口では戸惑っているんだけど行動はハッキリしている。本心はどっちやねん。


そして騎士団入りのきっかけとなったのがモンロー大佐。
過去を詮索せず「今」の姿で判断してくれる、現状をちゃんと説明してくれる、最初から対等に接してくれる、信頼を形にして示してくれる・・・教団メンバーの態度とは大違いです。シェイも大佐に信頼を寄せるようになります。

今までのアサクリ同様、エデンの秘宝を手にしたテンプル騎士団というのはアサシンに殺される宿命なんですが、モンロー大佐も例外ではなく。この一件でシェイはテンプラーの道を選ぶことになるんですが、まぁテンプル騎士団のマークが入った服を着た時点でそうなるよなって。


そしてヘイザムが登場し、正式に騎士団入りとなりました。
(ヘイザムは相変わらずでしたね)

20年後、シェイはフランスに渡り、ヘイザムから託された仕事をこなします。そして「それなら革命を始めればいい」と次回作『ユニティ』の伏線を残したところで終了。その後はどうなったんでしょうかね。

●巡り巡って・・・


アドウェール・・・エドワードの息子が殺しにくるなんて・・・ああぁ・・・
ここ辛かったです(´・_・`)
ヘイザムが自分の父親を悪く言ってましたが、『3』ではヘイザム自身が父親という立場に悩み、自分の命を賭けることになりますから、何だか虚しくなりました。
(そこがアメリカ大陸編の好きな部分でもあるのですが)


そしてシェイの決断が『3』『ユニティ』に繋がっていくと思うと複雑な気分ですが、それが分かっただけでも本作をプレイしてよかったと思います!!

●シーケンス6で終了
今作は現代編の方でウィルス騒動など機械トラブルがあり、一部の記憶しかアクセスできなかったという風な設定でして、必要最低限のシナリオ展開となっています。私は物足りなさを感じてしまいましたが。

●現代編
今回はテンプル騎士団が中心ですね。過去編と同様、現代編も淡々と進んでいきます。


「お馬鹿さん」呼ばわりはマジでイラっとしてきます。こんな従順で寡黙な社員に向かって!!
わざと指示に従わずに社内をうろついていたら、めちゃくちゃ怒られます。セリフ量ハンパないよあの女社員(バイオレット・ダ・コスタ)。

あとハッキングで知ったのですが、エドワードの最期が(;´Д`)
バケモノじみた身体能力のエドワードが殺されたとは。そしてヘイザムがテンプル騎士団に加入した理由も分かりました。ここがずっと謎だったからスッキリ。
(『シンジケート』のデータベースにも載ってたのに、読んでいなかったもので;)

●アサシン教団の問題点
『リベレーション』でのエツィオのやり方に疑問を抱いたプレイヤーは、シェイの考えに共感したのではないでしょうか。大義のためなら、または多数を守るためなら多少の犠牲は仕方ない。その責任を全て担うと覚悟する事がアサシン側の考えですが(許されぬことなど無い)、生活を奪われた無実の人々はどうなるのかと。シェイに至っては覚悟もクソも無いまま上司の指示に従って何万人もの犠牲者を出してしまった。

裏社会とパイプをもつのもアサシン側のやり方ですか、今回はギャング達が市民を苦しめている描写があります。規律が乱れ、統率が取れなくなるとどうなってしまうかが浮き彫りになっています。

弱者であろうとテンプル騎士団というだけで殺さねばならない事もシェイが抵抗を示します。思想が違うという理由で殺害するのか。『3』では戦争を終わらせようと水面下で和平交渉を行っていた人物を暗殺。『シンジケート』では社会を取り仕切る重要人物を暗殺し、街が大混乱に陥った。木を見て森を見ずではないか。

というわけで、アサクリファンとしては興味深い作品でした。シェイを通して両勢力の裏側を垣間見た気分です。

●両勢力の物語は・・・
モンロー大佐とヘイザムは、これまでのテンプル騎士団のイメージを覆いつくすキャラクターでした。
でもやっぱりテンプル騎士団は変わっていない。現代編のラストで思い知らされる。加入するか死か選ぶことになる主人公、そこに自由意思などない。

どっちもどっちだなって感想です('、3)_ヽ)_…
そこにジュノーと賢者がどう絡んでくるのか、予想もつきません。
というか現代編はおまけ扱いのままなのかなぁ。小説やコミックでは話が進んでいるらしいんですが;


余談ですが、映画版アサクリを観ました。

『3』と『ローグ』をプレイすると、アサシン教団とテンプル騎士団の対比がよく分かるのですが、映画版ではこの対比がすごく曖昧になっています。
『3』や『ローグ』を知らない人には、分かりにくいんじゃないかと思ってしまいました。

アニムスの演出と逃走シーンはすごく良かったです!!
映画も面白かった!!
(けどゲームを知らない人にはオススメしにくい…)

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あおは さき

ストーリー・世界観を楽しむことに重きを置くゆるゲーマー。RPGが大好物。
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