PC日本語版「Life Is Strange」を全クリしたので感想を。
このゲーム、購入してから1年も積んでいました。
なぜもっと早くプレイしなかったんだろう・・・もしやり直せるなら購入した時に戻りたい・・・。
まぁ主人公マックスのように時間を巻き戻せるわけじゃないんで諦めますが。
過去に戻ってやり直すことができる『巻き戻し』と『タイムリープ』
突然その能力に目覚めた主人公マックスを操作し、5年ぶりに再会した親友クロエと共に、町や学校に潜む闇を暴きます。
レイチェルという女子学生の失踪事件を主軸に、主人公の成長と友情を描いた青春ストーリーといった感じで、探偵モノとはちょっと違います。
たった一時のやり直しが、周囲の人々の人生に波及して、やがて大きな波になって自分に返ってくる。こういう『タイムリープ』物で真っ先に思いつくのが映画「バタフライ・エフェクト」です。
「バタフライ・エフェクト」は2回見るとまた違った面白さがある映画でした。
しかし「Life Is Strange」は、ラストを知ってしまうと2週目やる気力が出ないです・・・。精神的にやられます。そのぐらい没入感がすごい。
未プレイの方がいましたら、ぜひ体験していただきたい。ストーリー重視のゲームが好きな方にオススメです。
steamでエピソード1無料配信中です。
公式サイト→ http://www.jp.square-enix.com/lis/
以下、ネタバレ満載&無駄に長い感想文です。
未プレイの方は読まない方がいいです。
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【感想】
PC版でプレイしました。全5エピソードがまとまったComplete Seasonを購入。
(バラ売りはしていないみたいですね)
プレイ時間は20時間です。
(ゲームをつけっぱなしで放置していた時間も入ってるので実際はもっと短いと思います)
ゲームパッド推奨とのことですが、キーボード&マウス操作でも直ぐ慣れました。
バグは気にならない程度ですが、たまに日本語音声と英語音声が二重になったり、巻き戻し後に音声がスローのまま戻らないとか、音声のバグがありました。
収集要素の写真撮影ですが、初見で集められた数は半分くらいでした。写真1枚1枚に実績があるんですね。
エピソード選択画面で収集した数がエリアごとに確認できて便利でした。
よく見ると、グラフィックは厚塗りというか水彩塗りというか、絵のような独特の雰囲気がありますね。
(絵のことに詳しくないので何と表現していいのやら;)
巻き戻すシステムはとても面白かったです。
先生に当てられた時なんかは最初こそ「分かりません」としか選択肢がありませんが、答えを聞いてから巻き戻すと、選択肢に「正解を答える」が追加されたりして、羨ましい能力だなぁと思いました。
それだけでなく、この能力で親しくない同級生から本心を引き出したり、友達に危険を知らせたり、情報を得られたり、会話を有利に進めることができます。
皆と積極的にコミュニケーションをとると、第一印象とは全く異なる一面をもっていることに気づきます。嫌な奴も実は悩みを抱えていたりと、人間はかなり複雑なんだなと思い知ります。
テーマも「人の様々な「死」、いじめ、ドラッグ」など複雑な問題にも焦点を当てています。どの角度から見るか、どのように選択していくかはプレイヤー次第。
●登場人物について
主人公マックス(マクシーン・コールフィールド)
小さい頃から写真家を志す。18歳。
有名な写真家が直々に指導してくれる「ブラックウェル・アカデミー」に編入するために13歳まで住んでいた「アルカディア・ベイ」に単身戻って来た。
憧れのブラックウェルに入学したものの、自分の殻を破れず内気で、写真コンテストへの提出も出来ずにいる。
観察眼が鋭く、ネイサンを「おかしい」と見抜いていたり、妊娠検査薬とか抗うつ剤とか部屋の様子とかをパッと見で事情を察する。ウォーレンから好意を寄せられていることも察しているが、気づいていないフリをしている。(ここは選択次第で変化)
同級生にダサイと言われようがポラロイドカメラを愛用するこだわりもある。
サメとキャビアが苦手。趣味は自撮り。オンライン上での名前は「マッドマックス」など。
(シナリオが進むにつれ、度胸が据わってくる。エピソード5で写真コンテストの課題を提出したシーンはカッコよかったです)
クロエ・プライス
マックスの親友。19歳。
14歳の時、最愛の父が交通事故で他界。間もなく親友マックスもシアトルに引っ越して疎遠になってしまい、心のよりどころを失う。母親の再婚相手デイビッドとは非常に仲が悪く、その事で母親ともギクシャクしている。
16歳の時に「ブラックウェル・アカデミー」でレイチェルと知り合い、意気投合。
素行不良で退学になった後は、レイチェルと2人でアルカディア・ベイから出ることを夢見て、フランクの仕事を手伝って金を貯めていた。
しかし(ゲーム開始の)半年前にレイチェルが失踪してしまう。
デイビッド・マドセン
クロエの義父で「ブラックウェル・アカデミー」の警備主任。元軍人。
ほんの少しでも不審な点があると厳しく追及してくるため、生徒からの評判は良くない。マックス曰く、警備員が生徒を不安にさせてどうすんだよ。
生徒の素行を独自に調査しており、学校に監視カメラを設置する計画も立てている。(選択によっては阻止できる)
ネイサンの父親に雇われている疑惑があったり、レイチェルやケイトをストーキングしていたり、自宅に監視カメラを設置するなど、マックスとクロエから不審に思われている。
(極端な所はありますが実は良い人でした。エピソード3でデイビッドの味方をしなかった場合、彼は家を出ていってしまい、まともに会話できる機会が無くなってしまいます。それからは終盤になるまで彼の本心は分からないまま。このゲームで第一印象と終盤の印象が最も違うキャラクターだと思いました)
ネイサン・プレスコット
アルカディア・ベイを支配するプレスコット家の長男。18歳(19かも?)
書類上では優等生、裏では一族の圧力と金で悪行をもみ消している。学内サークル「ボルテックス・クラブ」を仕切っており、生徒にヤバイもんを売りつけているという噂もある。
飲み屋で会ったクロエを男子寮に誘ってクスリを飲ませたらしく、クロエから女子トイレに呼び出されて口止め料を要求される。その場面にたまたまマックスが居合わせたのが全ての始まり。
女子トイレの件を校長に報告するとエピソード2でマックスの部屋に不気味なコラ画像を残すのですが、それを見たマックス「芸術的センスはいいな」と思わず褒めてしまうほど、隠れた才能の持ち主。
(一族の権力で好き勝手やっているように見えるが、実は他人に利用されていることや父親からの重圧に悩んでおり、精神もかなり不安定)
(エピソード3の校長室で盗み見た記録だと「二面性あり。要カウンセリング」。エピソード4では精神科医から父親宛ての手紙「ネイサンには治療が必要です」がある)
フランク
麻薬の売人。ポンピドゥーという元闘犬を飼っている。犬好き。キャンピングカーで生活しており、エピソード1では「ブラックウェル・アカデミー」の駐車場に止まってる所を確認できる。マックスの前に登場するのはエピソード2から。
エピソード4で彼と交渉する場面は、おそらくこのゲームで一番の難所だと思います。私は5回くらいやり直してやっと成功しました。
交渉失敗で最悪の結果になることも;
(初対面でクロエをかばって敵対的な態度を取っていると交渉が困難になります。私はクロエを全くかばっていなかったので説得できましたが;)
(エピソード3でダイナーにいる彼と会話する時、飲み物をぶっかけたりできるんですが、巻き戻せるからってそんなヒドイ事しなくても・・・彼に少し同情してしまう。でもエピソード4で下手に出て交渉しなければならないので、彼への同情もすっかり消える)
ケイト・マーシュ
マックスのクラスメイトで親しい友達。18歳。
敬虔なキリスト教徒。成績優秀。声も可愛い(日本語版)
ゲーム開始時点では塞ぎ込んでいて会話もあまりできない状態。
なんとなく参加したボルテックス・クラブのパーティでアレな動画を撮られてしまい、ネットに拡散され、学校中でネタにされ、ビクトリアとテイラーからいじめられ、デイビッドからは問い質されて、苦悩している。
エピソード2では・・・。
(彼女の部屋を隅々まで確認していたので説得できました。あの時はゲームとはいえめちゃくちゃ集中してしまいました)
マーク・ジェファソン先生
有名な写真家。彼の写真はファッション雑誌の表紙になったりしている。
彼の写真授業目当てに「ブラックウェル・アカデミー」へ入学する人がいるほどの人気っぷり。マックスもその1人。
イケメンで物腰が柔らかく生徒への気配りもあり、写真コンテストへの提出ができずにいるマックスにも声をかける。また、マックスの才能をベタ褒めしている。
マックスがケイトのことなど相談するも冷静な返答をする。自分の授業以外は何事も深入りしようとはしない。
(改めて彼の授業を聞くと・・・サイコパスだわ)
ウォーレン・グラハム (ಠ益ಠ)
マックスの友人で科学が得意なオタク。16歳。普段は癒しキャラだがキレると歯止めがきかないことも。
タイムトラベル映画について聞けば長文メールを送ってくるほどの映画好き。マックスに片思い中で隙あらば話しかけたり頻繁にSMSを送ったりするが、いつも軽く流されている。
マックスが能力の事を最初に打ち明けようとした人物。クロエと再会するまでは。
(マックスは彼の名を呼ぶ時に声がめっちゃ優しくなる(日本語版)。弟みたいに思ってるんだろうか)
(ブルックという女子も誘っていたりするから、とにかく彼女が欲しいお年頃なだけかと思っていました。ところが、エピソード3で夜の学校に侵入した時、ウォーレンのロッカーを覗けるんですが、なんとマックスの画像を加工して持っている事がわかる。ほんとに惚れてるんだなぁ・・・)
(ネイサンを止めた時はカッコよかった!!それにしても銃社会こわすぎるだろ(ಠ益ಠ))
マックスのクラスメイト。
左上からダグラス。内向的でいつも独り。エピソード1の冒頭でローガン(ボルテックス・クラブのメンバー。アメフト部)にいじめられている。絵がとても上手。マックスにデッサンのモデルを依頼してくるので、承諾するとレイチェルの事を聞ける。(エピソード4でパーティに行くように言うと、ブルックと仲良くなる)
上中央のステラ。真面目。いざこざには首を突っ込まない。彼女からもレイチェルの事が聞ける。ボルテックス・クラブの受付でバイトをしている。(エピソード4でフランクから入手した顧客リストに彼女の名前がある(ブルドック))
左下のビクトリア。いじめっ子。金持ちで高慢。ネイサンと仲がいい。ジェファソン先生を狙っている。先生とデキてたという噂があるレイチェルを嫌っており、先生に気に入られているマックスのことも嫌い。マックス曰く、彼女が他人をいじめるのは劣等感のせい。隠れオタク(エピソード1でペンキまみれの彼女をイジらない選択をすると、エピソード4でマックスの話を信じてくれる。しかし結果的には良くない方向に・・・)
その隣のヘイデン。ボルテックス・クラブのメンバーだが、メンバーでないマックスにもフレンドリーに接する。彼からもレイチェルの事が聞ける。
下中央のアリッサ。マックスの友人。いつも風景に溶け込んでいる。(エピソード4まで毎回彼女はヒドイ目に遭うが、巻き戻して警告することで助けられる。4回とも警告していたらエピソード4で新たな選択肢が追加。また、エピソード5で嵐から彼女を助ける時もちょっと変化する)
右下のテイラー。ビクトリアの腰巾着。エピソード2では選択次第で彼女と少し仲良くなれる。
●親友クロエとストーリーについて
5年ぶりに再会した親友クロエ。マックスも最初は気づかなかったくらい変貌していました(主に髪の色)
正直、クロエに対する印象は良くなかったです。
最初のシーンもそうですが、空き瓶を撃つところとか、線路とか、こんな短時間で何度も命の危険に晒されるのはおかしいだろって。その度にマックスは巻き戻して、クロエが死なないパターンをやり直す。能力を使いまくったからか、マックスは気絶して巨大竜巻に襲われる悪夢を見たり、一時的に能力が使えなくなったりすることもあった。
(その時に起きたのがケイトの一件ですね)
事あるごとにクロエは誰かと衝突します。
デイビッドからタバコ(それとも大麻かな?)を問い詰められるシーンや、フランクから借金(ヤク代か車の修理代かな)を取り立てられるシーン、そしてケイトからの電話など。
最初はトラブルメーカーという印象が強く、彼女の味方をすると他の人と亀裂が入ってしまいますし、マックスがとばっちりを受けているように思えました。
私の印象とは裏腹に、2人の結束は固い。
クロエはレイチェルの居場所を突き止めようと躍起になっており、そこら中にレイチェル失踪事件に関するビラを貼りまくってます。
マックスも、ケイトから「クスリを飲まされ、見知らぬ場所に連れていかれた」と打ち明けられて、学校でよからぬことが起きているのではないかと調査に乗り出します。
そうして2人が得た情報により、ネイサン・プレスコットが怪しいことが分かります。
この町はプレスコット家に牛耳られており、学校も警察も信用できない状況です。
マックスとクロエは2人でこの事件に立ち向かうことになり、より結束が固くなっていきます。
調べるうちに、レイチェルはフランクと付き合っていたことが判明します。しかも「一緒に町を出ましょう」というラブレターまで書いていました!
何も知らなかったクロエはショックを受け、マックスに感情をぶちまけます。みんな自分を置いて離れていってしまう!5年前に父親が事故死した日からクソみたいな人生なんだ!と・・・。
誰のせいでもないでしょ!と反論したマックスではありますが、父親を失ったクロエとどう接すればいいのか分からず、引っ越してから5年間ずーーーと連絡を取っていなかったことに後ろめたさを感じていました。
すっかり気落ちしたマックスは、クロエパパが亡くなった日に撮った写真をじっと見つめます。
すると写真を通して『タイムリープ』しちゃいます。
13歳に戻ったマックスはクロエパパの死を防ぎます。
歴史を変えたので別の時間軸が出来たのですが、これがまた色々と・・・。
この時間軸のクロエは言葉使いは丁寧だし、常に他人を気遣うめちゃくちゃ良い子ですが・・・パパに買ってもらった車で交通事故に遭ってしまい・・・。
最後の頼みを聞いてくれとマックスにだけ感情を露わにしたシーンは泣きました。
あんな展開になるとは予想外でしたし、クロエの印象も180度変わりました。
マックス自身にも衝撃を与えたようで、今後はクロエの命を守ると決意。時間軸も元に戻します(再び死ぬクロエパパ)。
レイチェル失踪の手がかりを推理し、足取りを追ってみると遂に場所が判明します。この時のクロエにもらい泣き(声優さんの演技も相まって)。
レイチェルを発見した時、鹿の幻影が消えていきましたが、鹿はレイチェルだったんですね。最初はてっきりマックスの守護動物かと・・・もしかしたら、マックスとレイチェルは似た部分があったのかもしれませんね。
このゲーム、ミスリードや伏線の散りばめ方がすごい。
真犯人にも全く気づきませんでした。
これでもかというぐらいネイサンに関する資料や痕跡が出てきて、2人はやはりネイサンが犯人だと断定。
エピソード4でネイサンの部屋に侵入した時、動物の死体のモノクロ写真を好んで撮っている事が分かりますし、父親との関係が上手くいっておらず精神的に不安定ですし、常に銃を所持していたり、納屋もプレスコット家所有ですし、100%怪しいんですよね。私もネイサンが犯人だと思っていました。
2人はボルテックス・クラブのパーティへ行き、ネイサンを探しますが・・・一歩及ばず。
真犯人の罠にハマってしまい、またしてもクロエ死亡。マックスは不意を突かれて誘拐されてしまいます。
ここからがタイムリープ物ならではの時間旅行の連続!全エピソード中、プレイしていて一番面白かったです。
身動き取れないマックスは、犯人が撮影した自分の写真を手あたり次第に見て『タイムリープ①』する
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(過去)薬を打たれて朦朧とする意識の中、荷台を蹴って犯人の写真フォルダを汚す
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戻ると、フォルダがダメになったことで写真がむき出しの状態で荷台に置かれている。その写真から再び『タイムリープ②』
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(過去)薬を打たれる前、犯人と会話している所。犯人の動機やネイサン、レイチェルのことなど聞く。犯人を誘導して自分の日記を開かせて、教室で撮った自撮りを見る『タイムリープ③』
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(過去の過去)エピソード1冒頭の教室。ここに繋がるのか!! デイビッドに犯人の情報を送信し、写真コンテストの課題を提出する(その時のセリフかっこよかった)
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戻ると、飛行機の中でした。犯人とネイサンはデイビッドの通報により警察に連行され、プレスコット家は終わり。クロエは無事でデイビッドとの関係が良好になり、大学進学を考えているとのこと!マックスは写真コンテストに優勝してサンフランシスコの展示会へ参加します。
やったぜハッピーエンド!と思いきや、アルカディア・ベイが巨大竜巻に襲われてしまい、クロエとの電話がブッツンと・・・。
夢で何度も見た巨大竜巻が、本当に町を飲み込んでしまうのです。どうあがいても回避できず、結局クロエは助かりません。
マックスは展示会に飾られた自撮りから再び『タイムリープ④』
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(過去)寮の自室。コンテスト用の自撮りを破ってサンフランシスコ行きを無しにする。(ここでデイビッドに連絡しとけば・・・。でも時空がかなり歪んでいたので長居は無理だったんですよね)
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戻ると、また犯人に監禁されている所でした。(デイビッドに連絡して犯人が捕まる時間軸より前の時間軸に戻ってきちゃったので、クロエは死亡しています)
どうやらマックスは破った自撮りを捨てずに日記に入れていたようです。やっぱり諦めきれなかったのかな。
それを見つけた犯人は「素晴らしい作品なのに破るなんて君にはガッカリだ」とか勝手にキレて、マックスの目の前で日記と写真を全て燃やしてしまいます。
過去に戻る手段を絶たれてしまいました。
それでもマックスは諦めません。ボルテックス・クラブのパーティに行く前、ウォーレンとツーショットを撮っていたことを思い出します。ここに繋がるのか!
独自に調査していたデイビッドが駆け付け、マックスと連携して犯人を拘束。監禁から脱出し、巨大竜巻が接近する町中でウォーレンと再会。
何で写真が必要なの?とウォーレンの質問に、能力の事を遂に話します。ウォーレンの理解力はすさまじく、カオス理論がなんやかんやとかいって「異常気象や竜巻はマックスの能力と関係あるんじゃね?」と核心に迫るような事をサラっと言います。(最初にウォーレンに打ち明けていたら、どうなっていたんでしょうね)
マックスは「正しい選択をしてみせるよ」とウォーレンから写真を受け取って『タイムリープ⑤』します。
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(過去)パーティ前に戻って来たマックスは、クロエを必死で止めます。このままだと犯人の罠にハマってクロエが死ぬと伝えるのですが、クロエはネイサンに報復しようと躍起になっていて話を聞きません。
そこでクロエパパの死を変えて別の時間軸へいったことを打ち明ける選択肢があるんですが、ここも泣きました。
(隠し事が嫌いなクロエのためとはいえ、マックスにここまで言わせんなよ;って思ってしまった)
クロエが死なない時間軸を見つけるために何度も何度も過去を行き来した結果、デイビッドに協力してもらえば全て解決する事が分かったの!!!と説得。やっとクロエは聞き入れて復讐を諦めます。
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戻ると、巨大竜巻が迫る海岸にいました。隣にはクロエの姿が。どうやらあの後デイビッドに全て話したようで事件は解決、クロエも無事のようです。
しかし能力を使いまくったせいか、時間軸をめちゃくちゃに行き来して時空が歪んだせいか、あるいはその両方が原因でマックスは気絶。悪夢に陥ってしまいます。
あそこは怖かったです。いきなりホラーですよ。
かくれんぼが始まるわ、友達から責められるわ、クロエパパからキツイメールがくるわ、町の住民から命乞いされるわ、クロエに侮辱されるわ・・・。これまでの罪悪感や後悔やトラウマが一気に押し寄せてくる感じでまさに悪夢でした。
悪夢から覚めると、マックスとクロエは灯台に避難していました。しかしこのままでは巨大竜巻によって町が壊滅してしまいます。
思えば、マックスが最初に能力を使ったのもクロエの死を回避するためでした。その時から異常気象が発生しています。ということは・・・。
クロエの印象で最後の選択は大きく変わってきますね。
私は途中からクロエの魅力に気づきました。しかし同級生や町の住民と仲良くなれましたし、あのフランクとも和解に至りましたからね。デイビッドもジョイス(クロエの母親)もウォーレンもケイトも好きなキャラでして・・・。
私は悩んだ末に『クロエ犠牲』を選びました。
最初からクロエを好きになり、周囲の人と衝突することになってもクロエをかばう選択をしてきた方は迷わず『アルカディア・ベイ犠牲』を選んだのではないでしょうか。
よく考えられたストーリーだなと思いました。
●まとめ
エンディングは2種類ですが、これまでの選択によって細かな違いがあるのが面白かったです。
例えばトラック運転手。私は列車の進路を変えてしまったために、トラック運転手は予定の荷物が受け取れずにアルカディア・ベイに滞在したままでした。納期が遅れたせいで帰れない!なんて愚痴を聞いた時はいた堪れない気分に;
鼻血が出る理由について、マックスは「能力を使い過ぎた証拠」だと日記に書いていますが、私は映画「バタフライ・エフェクト」と同じかな?と勝手に解釈しています。
異常気象はバタフライ効果ですかね。
しかし冒頭で巨大竜巻の夢を見た理由は何だろうか。マックスが能力に目覚める前兆で時空の歪みが生じて、別の時間軸の未来が見えたのでしょうか。そもそもマックスが能力を使える理由が分からないからなぁ。
エンディング後に能力はまだあるのかも不明ですが、本筋とは関係ないからいいか。
あとスキップ機能ですが、一言ずつスキップできたら良かったなぁと思いました。
落書きは翻訳されていないので読めなくて残念。寮の部屋にあるホワイトボードとか何て書かれていたのかなぁ。
オプションで字幕フォントの大きさを変更できるのは嬉しかったです。最近のゲームは字がすごく小さいから;
とても良いゲームでした!!
クロエ主人公の続編も日本語版発売が決定していますし、楽しみです。
自己紹介
あおは さき
ストーリー・世界観を楽しむことに重きを置くゆるゲーマー。RPGが大好物。
YouTubeにプレイ動画も投稿中。
YouTubeチャンネルはこちら
詳しくは「このブログについて」をご覧ください。
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