それに伴い、投稿画面に「改変されたコンテンツ」という新しいチェックリストが増えました。これに気づいたのは、先日『サイバーパンク2077』のプレイ動画#6をアップした時でした。
改変コンテンツの開示義務化
「改変されたコンテンツ」は、AIなどで音声・映像・画像が合成または改変されていて、それが現実的に見える場合、視聴者に向けて「これはリアルではなくデジタルで生成されたものです」と開示する項目です。
「はい」にチェックした場合、動画説明欄に「改変されたコンテンツ」ラベルが付きます。今のところスマホアプリ版のみラベルが表示されるようになっています。今後のアップデートでラベル表示を明確にしていくらしいです。
ラベルが付いたからといって視聴が制限されるといったデメリットはありません。
適切な開示が行われていない場合、今後コンテンツ削除といったペナルティがあるようです。また、デリケートな内容(選挙、戦争、医療など)を含むコンテンツにはYouTubeが強制的にラベルを付けることもあるとか。
デフォルトですと、「はい」「いいえ」両方ともチェックが入っていない状態です。チェックを入れなくてもアップできるのかどうかは試していないので分かりませんが、義務化になりましたので、どちらかにチェックを入れなきゃならないんだろうなと思いました。
投稿画面の説明では、実在の人物・場所・音声や実際の出来事に対して合成または改変を施していて、それが現実的に見えますか?みたいな書き方だったので、私は「いいえ」を選んでアップしました。
開示が必要な範囲に合成音声は含まれる?
アップした後、下記の詳細を読んでみたら、開示の範囲が広そうだと思いました。
▼YouTubeヘルプ - 改変コンテンツまたは合成コンテンツの使用に関する開示
ここからは私の憶測になりますので、間違っているかもしれません。ご了承ください。
今のところ開示不要なのは、編集・合成された非現実的なコンテンツ、アニメーション、本来のビジュアルを大幅に変えて誤解を与えない程度の軽微な編集と書かれています。
私の場合、ゲームのプレイ動画という明らかに非現実的なコンテンツなので、開示の対象外なのかなと思います。
しかし、他人の声を複製してナレーションに使用している場合は開示が必要とのこと。
これはたぶんディープフェイクボイス、音声クローンツールとかAIボイスチェンジャーとかで偽音声を生成して本物だと誤解させるケースが該当するんじゃないかと思いますが、テキスト読み上げAI音声ソフトも含まれるのかが微妙なところです。
私の場合、VOICEPEAKやVOICEVOXで作成したナレーションをつけています。
VOICEPEAKなどのAI音声読み上げソフトは実在の人物の声をもとに作成された自然な声で、それが合成音声なのかリアルな声なのか誤解を招く可能性があると考えると、開示した方がいいのかな?と悩むところです。
ここが微妙なんですよね。
私は非現実的なコンテンツを扱っていますし、AIアバターのようなリアルな人間が実況してるかのように合成しているわけではないので、「いいえ」にしてアップしました。
今後、内容によらず合成音声の使用は開示が必要と判明したら、開示しようと思います。
YouTubeの規約や仕様はコロコロ変わるので、常に最新の情報を見ておいた方がいいです。
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